米政府、リビアで反政府勢力と接触=クリントン国務長官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000449-reu-int
 2月27日、クリントン国務長官は、米政府がリビアカダフィ政権に反対する勢力と接触していることを明らかにした。写真は反政府デモ参加者ら。リビアのザウィヤで撮影(2011年 ロイター/Ahmed Jadallah)

 [ワシントン 27日 ロイター] クリントン国務長官は27日、米政府がリビアカダフィ政権に反対する勢力と接触していることを明らかにした。同長官は、スイスのジュネーブで開催される会合で、欧州各国や中東、アフリカの外相らとリビア問題について協議するとみられる

 リビアで続く反政府デモへの武力弾圧については、国連安全保障理事会が26日、最高指導者カダフィ大佐や家族らに渡航禁止や資産凍結などを科す制裁決議案を全会一致で採択。しかし、カダフィ大佐は、同決議は「新聞報道などに基づいた意思決定」であり、無価値で無効だと一蹴している。

 ジュネーブへの出発前にクリントン長官は「(リビアで)革命の動きが西部にも広がるなか、われわれは東部で多くの異なる勢力と連絡を取っている」と明かしたうえで、「どう展開するか予測するには時期尚早だ」と述べた。

 また、米政府はカダフィ大佐とは交渉を行っていないとし、カダフィ政権には退陣を求める」と言明した。

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アメリカも前に比べるとずいぶん積極的に動いてきましたね。

リビアデモの死者は1000人以上」 イタリア外相(+24日ぐらいまでの情報まとめ)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110225/p1

リビア騒乱】米国、かつての“宿敵”への影響力に限界 暴力停止求めるも打つ手なし
で、

大統領はバーレーンやイエメンと同列でリビアを非難した18日の声明以降は沈黙を続け、最高指導者カダフィ大佐への退陣要求もない

とありましたが。

18日の声明はこれですね。
デモへの実力行使非難=「普遍的権利」尊重を―米大統領

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110219-00000018-jij-int
 【ワシントン時事】オバマ米大統領は18日、バーレーンリビア、イエメン政府によるデモ隊への実力行使を非難する声明を発表した。エジプトの民主化革命を受けて、中東各地で反政府デモが激化。オバマ政権は反政府デモで死傷者が出て、地域がさらに不安定化する事態を懸念している。

 オバマ大統領は声明で、3カ国のデモで犠牲になった人々の遺族や友人に哀悼の意を表明。3カ国政府に対し、平和的な集会開催など「普遍的権利」を尊重し、実力行使を自制するよう求めた

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また、
2011/01/24
米大統領、制裁を示唆 「あらゆる選択肢検討」 リビア情勢

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110224-00000139-san-int
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は23日、リビア情勢についてホワイトハウスで声明を発表し、反政府デモの弾圧は「言語道断であり許されない」と強く非難。「あらゆる選択肢を検討している」と語り、制裁の可能性を示唆して暴力の即時停止を迫った。大統領がリビア情勢に関して、公の場で声明を出すのは初めて

 オバマ大統領は最高指導者、カダフィ大佐への言及は避けながら、暴力的なデモ弾圧は「国際的規範に違反する」と述べ、集会や表現の自由を尊重しなければ「人権侵害の代償に直面する」と強く警告した。

 一方で、リビア情勢を打開するため「あらゆる選択肢を準備するよう指示した」と強調。選択肢には米国単独に加え、多国間や国際機関と連携した措置も含まれると語った。

 大統領はリビアへの圧力を強化するには国際社会の協調が不可欠との認識を示し、クリントン国務長官を28日から国連人権理事会が開かれるジュネーブに派遣することを明らかにした。

 クローリー国務次官補(広報担当)も23日、リビア制裁を検討していると表明、欧州の同盟国や国連、アラブ連盟と対応を協議する方針を示した。次官補は具体的な内容の例示は避けたが、リビア政権高官の資産凍結、渡航制限、上空からのデモ隊攻撃を阻止するリビア上空の飛行制限が念頭にあるものとみられる。

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ともありました。ここでは退陣要求してないですね。