パレスチナの分裂解消訴えデモ行進 ガザでハマスが鎮圧

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022822120028-n1.htm
2011.2.28 22:11

 パレスチナ自治区ガザ市の中心部で28日パレスチナの内部分裂解消を訴える若者ら数十人がデモ行進したが、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの治安部隊が参加者を殴るなどし、直ちに解散させた

 デモはインターネットの交流サイトフェイスブックを通じて呼び掛けられた。ハマスは、デモ隊が必要な許可を得ていなかったとしている

 ハマスは2007年6月にガザを武力制圧。対立する穏健派ファタハ主体の自治政府は事実上、ヨルダン川西岸のみを統治し、分裂状態が続いている。(共同)

ああ、2007/06月でしたっけ。
治安悪化で600人以上死亡=昨年以降先月までに−パレスチナ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070609/1181401901
とか、
治安回復、融和をアピール=ガザに外国メディア招待−ハマス
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070731/1185882074
とかは取り上げましたが、2007/06ビンゴというと、
2007/06
パレスチナガザ地区が事実上、ハマスの「支配下」に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070614-00000113-mai-int
 イスラム原理主義組織ハマスは14日、パレスチナ自治区ガザ市で攻撃していた穏健派ファタハ系の治安機関施設を制圧した。ファタハ幹部の多くがガザ地区を脱出したとされるほか、イスラエルとエジプト境界にある検問所は現在、すべて閉鎖されており、ガザ地区は事実上、ハマスの「支配下」に入った

パレスチナ ハマス支配下のガザ、物流途絶え物価高騰

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000024-maip-int

 【ガザ市(パレスチナ自治区)前田英司】イスラム原理主義組織ハマスアッバスパレスチナ自治政府議長の出身母体ファタハとの激しい戦闘の末、武力制圧したパレスチナ自治区ガザ地区に19日入った。内戦寸前だった治安の混乱は収まり、市民生活は平静を取り戻しつつあるかに見える。だが、要所ではハマス・メンバーが銃を手に警戒し、「ハマス支配」が確立している。住民は戦闘終結で「安全になった」と口をそろえるが、物流途絶により物価が高騰しており、将来への不安を隠せない

 ガザ市の浜辺では子供たちが海水浴を楽しむ。商店の半分は通常通り営業し、タクシーも走る。友人同士がお茶を飲み、談笑する姿も見受けられる。だが、活気はない。

 「客なんて来ない。金があれば皆、食料品を買うさ」。カーテン店を経営するオマル・ハマディさん(23)が語る。ハマスの制圧で「安全にはなった」が、「政治や経済状況は悪化してしまった。この先どうなるかは分からない」と嘆いた

 無職のムハンマド・アハマドさん(35)は通りで友人とタバコを吸っていた。戦闘中は食料さえ買いに行けなかったが、「今は何の危険も感じない。(アッバス議長による)非常事態宣言なんて不必要だ」と断言した。

 ガザ市内の主要道路ではハマス独自の治安部隊「執行部隊」が治安維持にあたっている。交差点ではハマスのシンボルマーク付きベストを着た若者が交通整理をしていた。ハマスがガザの治安権限を完全に掌握したことをうかがわせる

 一時は市民が買いだめに走り、店に行列ができていたというが、今はそれもない。だが、ガザ地区と外部を結ぶ全検問所が閉鎖されて物資が流通せず、価格が急騰している。タバコ1箱は3シェケル(約80円)値上がりし、80シェケルだった小麦50キロは130シェケルに跳ね上がった。

 7人の子供を抱えるザキ・ハラワさん(50)は失業中。「店は在庫を温存して高く売ろうとしている」と腹立たしげだ。だが、「戦闘終結の結果を見ればハマスの行動は必要だった」と話した。

 パレスチナ評議会(国会に相当)のハマス幹部、サラ・アルバルダウィル氏は「国際社会はかつて『ハマスが治安を乱す』と非難し、今は『(ガザを)支配した』と非難する」と指摘。その上で「アッバス議長、ファタハと新たな政治状況を作り出すための対話の用意がある」と強調した。

て感じですね。

パレスチナについては、ここらへん
コラム:入植非難決議にかんするイスラエルの論調 (al-Quds al-Arabi紙)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110226/p5
からたどれます。