レアアース関連技術で協力を=中国が日本に期待
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000145-jij-int
【北京時事】中国の陳徳銘商務相は7日の記者会見で、「レアアース(希土類)に代わる資源を、日本などと協力して研究したい」との意向を明らかにした。同相は「地球上のレアアース資源は極めて限られており、従来のペースで消費すれば、いくらもたたないうちに枯渇するはずだ」と警告。「リサイクルの方法や代替原料を何としても探し出さなければならない」と、日本が誇る資源リサイクルや代替原料開発技術の導入に期待感を示した。
【関連記事】
【特集】環境ニューワード〜欧米で先行する「C2C」って何?
シャープ、エアコンの回収料金値下げ=4月から2100円
レアアース支配に待った=09年の中国企業の買収計画を阻止
昭和電工の今12月期、連結営業益450億円=HDやレアアース事業の好調を予想
レアアース確保で包括策=アフリカとの連携強化-EU
■来年度以降レアアースめど立たず 自動車部品工業会長
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101208/p2
で、
■日立、レアアースのリサイクル技術を開発
というのを扱いました。また今ブログ内をリサイクルで検索して気がついたのですが、こういうのもありました。
■トヨタ、HV用電池リサイクル レアメタルの再利用を強化
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110120/biz11012014410123-n1.htm
トヨタ自動車は27日、ハイブリッド車(HV)に搭載されたニッケル水素電池をリサイクルする事業を始めたと発表した。レアメタル(希少金属)のニッケルを取り出してHV用ニッケル水素電池の材料に再利用する。中国がレアメタルの一種であるレアアース(希土類)の輸出を制限している問題で原材料を輸入に依存することへの不安が強まっており、トヨタはリサイクルの拡充で資源の安定調達につなげたい考えだ。従来、使用済みHV用ニッケル水素電池から回収したニッケルはステンレスの原料として再利用するのが通例だったが、再びHV用電池に活用するのは世界で初めてという。
今回のリサイクル事業はトヨタのほか、グループ会社の豊田ケミカルエンジニアリング、パナソニックとの合弁会社のプライムアースEVエナジー(PEVE)、住友金属鉱山の4社共同で実施。1台のHVに使われるニッケルの半分を電池用に処理することが可能で、今年度は5500台分を処理する。数年後には1万台分まで引き上げる方針だ。海外での事業展開も視野に入れている。
レアメタルはHVや電気自動車(EV)、省エネ家電に不可欠な材料として世界的に需要が急増している。一方で産出国が中国やロシア、アフリカなどに偏り、日本はほぼ全量を輸入に頼る。調達が滞ればHVなどの生産にも支障が出るだけに、リサイクルなど調達先の多様化が急務となっている。
またレアアースの代替原料開発ですが、
■レアアース「脱中国」 代替品開発に汗 カザフでも事業
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101004/p4
でも、日立や東芝、豊田、また各地の大学などが出てきますね。
まぁ日本は国をあげて脱中国をやっているので、中国に先端技術を渡したくないというのがあるみたいですね。
■レアアース、リサイクルなど設備投資 脱中国依存へ官民1100億円 (1/2ページ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110226/bsc1102260501003-n1.htm
2011.2.26 05:00
経済産業省は25日、ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)の中国依存からの脱却を目指し、使用量削減やリサイクル関連の設備投資を計画する企業の160事業を対象に、総額331億円の補助金を交付すると発表した。企業の設備投資額と合わせて総額1100億円を投じる。日本は年間約3万トンの国内需要の9割を中国から輸入しているが、官民一体で対策を進め、数年後には需要の3分の1に当たる約1万トンの使用量を削減する考えだ。内訳はレアアースの使用量低減・代替事業が65件、リサイクル事業が62件、米国や豪州などへの供給源の多様化関連の7件など。
具体的には、ガラスの研磨工程に使用済みレアアースの再生装置を導入する旭硝子や、レアアースを使用しない自動車部品開発実験設備を導入する日産自動車などが選ばれた。
政府はレアアースやレアメタル(希少金属)の安定調達に向け、昨年11月成立の補正予算に1000億円を計上。うち420億円を設備補助事業に充てており、残額分は追加募集をする。
世界のレアアース供給量のうち97%を生産する中国は昨年7月に輸出規制を始め、同月の輸出量を前年比で4割減らした。さらに昨秋の沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を機に対日輸出を実質的に停止。その後再開したものの、「脱中国」が産業界の課題となっている。
旭硝子 ガラス洗浄工程で使う酸化セリウム回収装置
住友電工ハードメタル レアメタルの使用量を減らした超硬合金製工具の開発・製造設備
日本電気硝子 レアアースが不要なレーザーシール用ガラス製造設備
スズキ 電動二輪車、燃料電池二輪車などの「要素技術」先行開発
トヨタ自動車 次世代自動車に向けた電池や排ガス触媒開発設備
まぁ前出の日立は出てきませんね。
しかし中国も
■レアメタル規制で中国「実質敗訴」 米WSJ紙報道
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110225/p7
というのがあったのであせっているのかもしれません。