【リビア空爆】英戦闘機が攻撃中止 民間人犠牲を回避
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/erp11032120040010-n1.htm
2011.3.21 19:59英国防省は21日、20日の対リビア軍事作戦に加わっていた英空軍のトーネード戦闘機が、攻撃対象地域に多数の民間人がいたことから犠牲回避のため攻撃を中止したことを明らかにした。
英軍は、地中海に展開する潜水艦やリビア上空の戦闘機からリビア防空施設などの攻撃に従事している。
19日から始まった米英、フランスなどによる軍事介入で、カダフィ政権側は民間人の犠牲者が出ていることを強調、アラブ連盟のムーサ事務局長が「市民への爆撃」と非難していた。(共同)
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カダフィが何を言っても耳を貸す気にもなりませんが、ムーサ事務局長には驚きました。
■リビア飛行禁止区域設定は出来るか?
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110313/p2
で、とり上げた
■飛行禁止区域を支持=リビア情勢を協議―アラブ連盟
で
同連盟のムーサ事務局長は設定に前向きで、各国の同意が得られるかが焦点だった。
と言われていたムーサ事務局長です。そりゃきれいに戦争できればいいけど、そううまくはいかんしょ。いきなり非難する側に回っちゃうの?って感じです。しかしムーサ事務局長にそっぽを向かれると、先ほどのリンク先の
■反体制派がカダフィ軍事拠点への空爆を欧米に要請 国連承認下で …正義は誰の手に?
の
国連の承認があっても外国軍による介入は、反体制派の蜂起を「リビア占領を狙った西側の謀略」と位置付ける大佐の術中にはまる可能性があり「大きなリスクを伴う」と指摘
が効いてきますね。というかアメリカだって今回の攻撃はびびってるんだろうから、うまく使えよという感じがするのですが。