【リビア空爆】「犠牲構わぬ。カダフィ氏消えるまで空爆を」反体制派の市民が支持

リビア関連の記事も幾つかエントリ分けた方がいいかなと思うのですが、とりあえず攻撃に肯定的の記事から、今日中に全部のエントリ作れるかわかりませんけど。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/mds11032210090006-n1.htm
2011.3.22 10:05


21日、リビア北東部トブルクで、多国籍軍によるリビア攻撃を歓迎し、カダフィ体制打倒を叫ぶ女性ら(共同)

 「民間人が巻き添えになろうと構わない。カダフィが消えるまで空爆を続けてくれ」…。反体制派が支配するリビア北東部トブルクでは、市民らが声をそろえて多国籍軍武力行使を支持しており、国民に犠牲が出ても攻撃を継続するよう求める意見も強い。市民の心には、最高指導者カダフィ大佐復権を許せば「皆殺しにされる」との恐怖感が潜んでいる

 「欧州、米国、ありがとう」。トブルク中心部の広場では21日夕(日本時間22日未明)、数百人の若者や家族連れが集結。多国籍軍の攻撃を称賛する横断幕を掲げ、カダフィ体制打倒を叫び気勢を上げていた。

 石油企業の技術者サレハ・ムハンマドさん(52)は「もう後戻りはできない。どんな手でも使ってカダフィを排除しなくては」と訴える。(共同)

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確かに湾岸戦争の後のシーア派クルド人の暴動をフセインが弾圧したような状態と同じになっては困りますしね。というか住民のために介入したという大義を失いますね。上の記事はよく左よりとされる共同通信ですが、朝日新聞でもカダフィを殺して欲しいというような記事もあります。
カダフィ大佐を標的に」リビア前駐米大使語る

http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220485.html
2011年3月22日21時49分


アウジャリ前駐米リビア大使


リビア地図

 【ワシントン=望月洋嗣】リビアカダフィ政権から離反したアウジャリ前駐米リビア大使が21日、ワシントンのリビア大使館で朝日新聞の取材に応じ、多国籍軍の軍事行動について「カダフィ大佐を標的にすべきだ」とミサイル攻撃などの継続を求めた

 多国籍軍の軍事行動で、反体制派の拠点都市ベンガジに対するリビア政府軍の攻撃は一時的に止まっているとし、「軍事介入は適切な時に行われた」と評価。一方で、西部のミスラタやザウィヤでは市民が巻き添えになっていることに懸念を示した。

 カダフィ氏がいなくなれば、リビア軍も攻撃を停止する」とし、多国籍軍が攻撃を強めて、退陣を促すよう要請カダフィ大佐が権力の座にとどまると、1988年のパンナム機爆破事件のようなテロを指示する恐れがあると指摘した。

 地上部隊の投入については、リビア国民の反発を招きかねないとして否定。一方で、兵力でカダフィ政権に劣る反体制派に対し、小火器のほかに対戦車砲などの武器を供給するよう、欧米諸国に求めた

 アウジャリ氏はベンガジ出身で、カダフィ政権による反体制派弾圧が激化した2月下旬に大使辞任を表明した。

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まぁ地上部隊投入に関してはアメリカも否定してますし、ないと思うんですが、アメリカならそういう事をしようとしてるに違いないと朝日新聞は思わせたいのかなというような書き方なので、念のため。

しかし今後の攻撃は困難を極めそうです。
カダフィ氏「人間の盾」か 標的そばに市民、空爆中止に

http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220540.html
2011年3月23日0時29分

 【カイロ=伊東和貴】多国籍軍による軍事行動が続くリビアで、カダフィ政権が空爆を防ぐため民間人を「人間の盾」に使っていると、在外の反体制派幹部が朝日新聞に証言した。英軍機が爆撃を一時中止するなど多国籍軍の作戦にも影響が出ており、反体制派は反発を強めている。

 空爆が始まった19日以降、首都トリポリカダフィ氏の邸宅がある施設前には多くの市民がいる。在ジュネーブ反体制派幹部によると、政府軍が市民の家を壊して住人を連れてきたり、孤児や家政婦らを強制的に集めたりしているという。

 政府軍は、反体制派が掌握する西部の都市ミスラタに進攻する際にも、近郊の町から多数の市民を動員。反体制派の反撃を防ぐため、戦車や装甲車に乗せたとされる。反体制派幹部は「我々が市民に発砲できないことを知り、人間を盾に使っている」と政府軍を批判した。

 多国籍軍は21日もリビアへの攻撃を実施したが、国防省は、20日夜からの攻撃では「標的近くに多数の市民がいる」として、戦闘機トルネードによる空爆を中止したと発表した。ロイター通信によるとゲーツ米国防長官は22日、「民間人の犠牲を避けるため、人口の少ない地域の防空施設を狙っている」と述べた

 一方、中東の衛星テレビ局アルジャジーラ多国籍軍機が22日、反体制派の拠点のベンガジへ向かっていた政府軍機を攻撃したと伝えた。また、リビア北東部で21日夜、米軍のF15戦闘機が故障のため墜落したが、パイロット2人は無事に救出されたという。

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まぁどこまでも卑怯な…としか言いようがないですが。
リビア第3の都市、政府軍の無差別攻撃続く 死傷者多数

http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220066.html
2011年3月22日9時32分


リビアへの出撃に備えるフランス空軍機=ロイター

 【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔】多国籍軍による空爆が本格化する中、リビア第3の都市、西部ミスラタでは、カダフィ政権の政府軍が市民への無差別攻撃を続けている。反体制派も応戦しているが、政府軍はすでに市内に進攻。多くの死傷者が出ている

 ミスラタは、同国西部で唯一、反体制派の支配下にある都市で、政府軍は奪還に向け、18日から攻勢を強めていた。米CNNの電話インタビューに答えた市民によると、政府軍は20日未明、多国籍軍空爆開始を受け、それまで郊外から砲撃を続けていた地上部隊を3方面から市内に突入させた。無差別発砲や砲撃を繰り返しているという。

 反体制派の拠点都市、東部ベンガジでは郊外まで迫った政府軍を撤退に追い込んだ多国籍軍空爆だが、ミスラタについては、郊外の防空施設を破壊するにとどまっている。市街地への空爆は市民を巻き込む危険性が高く、空軍力だけの軍事介入の弱点が浮き彫りになった形だ。

 同国東部では21日、反体制派の主力部隊がアジュダビヤの奪還に向け、ベンガジを出発した。米軍は「空爆の打撃で政府軍部隊に戦闘能力は残っていない」としている。ただ、反体制派もこれまでの被害を立て直す必要があり、奪還には時間がかかりそうだ。

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難しいところですね。本当にどうなる事やら。

ところで、肯定的な意見だけをとり上げるのも公平ではないと思うのですが、眠くなってきましたので、明日計画停電で午後会社休みなので、明日から本気出す。