【リビア空爆】「イタリアが武器供給」 近く輸送と反体制派

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110417/mds11041708390002-n1.htm
2011.4.17 08:38


16日、リビア北東部ベンガジでインタビューに答える反体制派「国民評議会」のゴーガ報道官(共同)

 リビアカダフィ政権との攻防を続ける反体制派「国民評議会」のゴーガ報道官は16日、共同通信に対し、同評議会をリビアの唯一の正統な代表と認めているイタリアが反体制派への武器供給に合意、近く輸送が始まるとの見通しを示した。

 イタリア外務省は通信機器などを提供する方針を示す一方、武器供給には慎重な姿勢を示していたが、実際に供給が始まれば、政府軍に比べ装備が劣る反体制派にとって大きな支援となる。

 反体制派は同評議会を承認しているフランスやカタールにも、必要とする武器のリストを提供して供与を要請。報道官は「合意は要請に基づいたものだ」とし、リストに載せた対戦車ロケット砲や機関銃などの提供に期待感を示した。(共同)

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反政府派の資金支援強化で合意=リビア情勢で外相級会議―カタール
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110414/p2
で、『国民評議会がリビアの正統な代表と国際的に認められれば、軍事支援を受けられるんでしょうか。』と言いましたが、受けられるようですね。ただ、国民評議会を正統と認めた国にとっては、『リビアの分断状態が固定化される事態となれば大きな痛手をこうむるとの懸念は大きい。』というのがあるんでしょうね。

あと国民評議会側に肩入れする西側にロシアは反対の立場が多かったですが、
リビア作戦の合法性理解 ロシア、NATOに表明

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110416/erp11041600560001-n1.htm
2011.4.16 00:56

 北大西洋条約機構NATO)は15日、外相級のNATOロシア理事会を開催、ロシアのラブロフ外相はNATOの対リビア作戦が国連決議に基づき合法だとの認識を示した。

 ロシアのメドベージェフ大統領も参加して中国海南省三亜で14日開かれた新興5カ国(BRICS)首脳会議は、NATOリビア軍事介入に懸念を表明したが、ロシアはNATOの行動に一定の理解を示した形だ。ただ、ラブロフ外相は記者会見で「過度の軍事行動は市民の犠牲拡大につながる」と述べ、「できるだけ早期の政治的解決を目指す必要性」を強調した。

 NATO外相理事会は2日間の日程を終えて閉幕した。(共同)

と一定の理解を示したようですが、武器供給に関してはどうでしょうね。