国連人権理事会、シリア非難決議可決 中ロなど反対

http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201104300061.html
2011年4月30日9時54分

　国連人権理事会（４７カ国、本部ジュネーブ）は２９日、シリアに関する特別会合を開き、デモ隊の武力鎮圧を「明白に非難」し、国連人権高等弁務官事務所による調査団の設置を盛り込んだ非難決議を賛成多数で可決した。

　米国主導で、欧米諸国や日本など２６カ国が賛成、中国やロシアなど９カ国が反対し、サウジアラビアなどの中東諸国は棄権した。
（ジュネーブ＝前川浩之）
PR情報
キーワード：
国連人権理事会
シリア
サウジアラビア
特別会
ロシア
こんな記事も
・ 英王室、シリア大使の招待取り消し　デモ鎮圧批判に配慮(4/29)
・ 安保理、シリア非難声明断念へ　中ロなど難色(4/28)
・ 「デモの武力鎮圧、停止を」　仏伊首脳がシリア政府非難(4/26)
・ 米、対シリア追加制裁を検討　アサド政権退陣は求めず(4/26)

・ 特集：中東政変
・ 〈コラム〉中東ウオッチ
・ 中東記事一覧
・ 国際トップ

27日の安保理の話し合いはまとまらなかったんですよね。
■シリア非難声明は合意に至らず　国連安保理

http://www.cnn.co.jp/world/30002582.html
ニューヨーク（ＣＮＮ）　国連安全保障理事会は２７日の会合でシリアを非難する声明について協議したが、各国の足並みがそろわず取りまとめは不調に終わった。

反政府デモが続くシリアでは政府が武力鎮圧に乗り出し、数百人が死亡したと伝えられている。国連高官によると、３月中旬にデモが始まって以来、治安部隊との衝突で死亡したデモ参加者は３００人を超え、食料や水、医薬品が不足している地域もあるという。

米国のライス国連大使は「シリア政府が国民に対し行っている忌まわしい暴力を強く非難する」と述べ、同国に対する制裁を含め、あらゆる選択肢を検討していることを明らかにした。

一方、ロシアは安保理の会合で「外部の干渉が真の脅威をもたらすこともある」と指摘、「果てしない暴力の連鎖」につながりかねないとして慎重な姿勢を示した。

シリアのジャファリ国連大使は「罪のない民間人の死亡を避けるため、（当局は）最大限の自制をしている」と訴えた。混乱を巻き起こしているのは「武装した犯罪分子」だと主張し、政府は国内の改革を進める意向だと強調。非難声明については「過激派とテロリズムを助長するだけであり、罪のない人々がそのつけを負うことになる」と警告した。

まぁあらゆる選択肢を検討していると言ったら反対しますよね。

シリアの状況は
■【シリア反政府デモ】国連事務総長声明「暴力行使、直ちにやめよ」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110428/p1
にもまとめましたが、良くない感じですね。