<IAEA>破壊のシリア施設「原子炉だった可能性」と報告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110525-00000001-mai-int
 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関IAEA、本部ウィーン)の天野之弥事務局長は24日、07年9月にイスラエル軍空爆、破壊されたと言われるシリアの施設について「原子炉だった可能性が極めて高い」とする報告書をまとめた。天野氏がシリアの秘密原子炉の存在にこれほど強く踏み込んだのは初めて。来月6日から始まる定例理事会で米欧は対シリア圧力を一段と強める方針だ。

 米国は08年4月、空爆されたシリア東部デリゾールの施設が「北朝鮮の支援を得て秘密裏に建設されていた原子炉だった」との見解を発表。シリア側は「使用されていない軍関連施設だった」と反論していた。イスラエル空爆を否定も肯定もしていない

 IAEAは現場の環境サンプルから微量のウランを検出。天野氏は今年2月の理事会向け報告書で、破壊された施設の特徴などが原子炉に類似していると指摘する一方、シリアが現場へのIAEA査察官の立ち入りを拒否するなど、疑惑の解明に非協力的であると強く批判していた。

【関連記事】
福島第1原発:国連が原発の安全性協議へ 「再考の時期」
国連防災会議:福島原発事故受け特別会議も ジュネーブ
ロシア:原発安全利用で提案 「福島事故を考察」
チェルノブイリ事故:欧州で追悼集会 反原発訴え
福島第1原発IAEA調査団を受け入れ…官房長官

まぁシリアもシロじゃないかもしれませんが、本当に批判されるべきなのは空爆したイスラエル(否定も肯定もしていないとかいってますが)じゃないですかね。シリアの施設の真相を分かりにくくしたわけですし、しかもイスラエルも核を持っている事はほぼ間違いないわけですから、イスラエルIAEAの査察をうけないのにシリアだけ非難するのは、違うような気がします。

当時の記事は、
イスラエルのシリア空爆、スパイの写真から「核施設」確信
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071020/1192904067
など