リビア政府の人道に対する罪「十分な証拠」 国連報告書

http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY201106020462.html
2011年6月2日19時28分

 混乱が続くリビアでの人権侵害を現地調査した国連人権理事会(本部ジュネーブ)の調査団が1日、報告書を理事会に提出した。リビア政府軍は市民デモを武力鎮圧したなどとし、人道に対する罪となりうる十分な証拠があると指摘した。

 報告書は、米大学教授などの専門家3人が350人以上から聞き取り調査したほか、5千件以上の書類を調べてまとめた。2月のデモに対する無差別攻撃を認定し、最高指導者のカダフィ大佐一人が軍や治安機関を支配する体制が深刻な人権侵害を生んでいるとした。今後は、カダフィ氏の逮捕状を請求した国際刑事裁判所(ICC)とも協力するとした。

 また、反体制派組織「国民評議会」の側にも、拷問行為などで人権侵害があるとも指摘。死者数については、リビア政府やNGOなどから「1万〜1万5千人との推定報告がある」とした。(ローマ=前川浩之)

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両方に人権侵害があるというのはよくあるパターンですが。リビアの記事もたまってます。
リビア石油相がカダフィ政権離脱を表明、ローマで会見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000870-reu-int

 6月1日、国外脱出が伝えられていたリビアのガネム石油相・国営石油会社総裁が、ローマで記者会見し、カダフィ政権から離脱したことを明らかにした(2011年 ロイター/Remo Casilli)

 [ローマ 1日 ロイター] 国外脱出が伝えられていたリビアのガネム石油相・国営石油会社(NOC)総裁が1日、ローマで記者会見し、カダフィ政権から離脱したことを明らかにした

【写真】リビアの内戦続く

 2週間前にリビアを離れたというガネム氏は、ローマにあるホテルの地下室で数人の記者らと面会し、母国で起きている暴力行為は「耐えられない」として、その職を辞任すると表明。今後は、憲法に基づいて人権を尊重する近代国家の創設に尽力したいなどと語った。

 また、反体制派の活動に参画するのかとの質問には、「何日か休息が必要だ」として、明言を避けた

 一方でガネム氏は、最高指導者カダフィ大佐が交渉に応じると思うかと聞かれ、「交渉することもあるが、何が起こるか分からない」とし、政権については「内からも外からも大きなプレッシャーがある」と述べた。

 カダフィ政権の重要閣僚の1人だったガネム氏は、国際的な評価も高い技術畑出身の官僚で、リビア経済とエネルギー業界の自由化でも功績を残した。同氏については、先月中旬にチュニジア治安当局筋が国外に逃れたと明らかにしていたが、海外で政府の秘密任務に当たっているとの見方もあった

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リビアのガネム石油相、すでにカダフィ政権を離脱=チュニジア外相

リビア石油相が離反か 「政権で最も話が通じる人物」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110519/p1
というのもありましたが、本格的に離反ですね。まぁこの記事の時には、欧米に都合のいい人間を後釜にすえるようなやり方のどこが民衆主義と突込みが入ってましたが。

離反は増えてますね。、
リビア軍120人、国外脱出 元将軍らローマで会見
http://www.asahi.com/international/update/0531/TKY201105310267.html

2011年5月31日12時28分

 ロイター通信などによると、リビア政府軍の元将軍ら軍幹部8人が30日、ローマで記者会見し、軍の120人が最高指導者カダフィ大佐から離反し、国外脱出したことを明らかにした。

 イタリア外務省の手配で会見したのは、元将軍5人、元大佐2人、元少佐1人。元将軍というオン・アリ・オン氏が「自由の防衛のために犠牲になった殉教者が国を捨てる勇気をくれた」とする声明を読み上げた。別の将軍は「カダフィ軍は本来の2割程度にまで勢力が落ちた」と主張。女性を含む市民への攻撃を「虐殺だ」と非難した。

 イタリア政府はリビア反体制派組織「国民評議会」をリビアの代表として承認している。(ジュネーブ=前川浩之)

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しかし、リビア情勢もどこに行くんでしょうね。
リビア空爆NATO攻撃ヘリを初投入

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000619-yom-int
 【ブリュッセル=工藤武人】対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構NATO)は4日、同日未明の空爆で3月の作戦開始以来初めて、攻撃ヘリコプターを使用したと発表した。

 英BBC放送によると、空爆に参加したヘリは英軍の「アパッチ」と仏軍の「ガゼル」。アパッチは、リビア東部の石油拠点ブレガ近郊で最高指導者カダフィ氏派部隊のレーダー施設などを破壊した

 低空から固定翼機より精度の高い攻撃が可能なヘリを投入したのは、戦局の行き詰まり状態打開を狙ったものだ。しかし、ヘリは地対空砲による反撃を受けやすく、NATO軍側も被害を受ける危険性がある。

まぁきれいな戦闘なんて無いんでしょうけど。