衆議院東京の議員について(1区海江田万里)

相変わらず国内シリーズです。東京をまとめてやろうかと思ったんですけど、1区 海江田氏だけで十分長くなってしまったので1区だけで

海江田万里氏の名前に関しては、まず2chの同じスレから三つ 最初の二つは福島原発関連 最後のは内閣不信任否決です。まぁここは読み飛ばしても構いませんが。

自民党総裁は原子力委員会「委員長」だった @緊急自然災害板

127: 名無しさん@お腹いっぱい。(石川県) 2011/04/04(月) 20:27:47.73 id:gW8ld6Vg0
 枝野3/12午前2:00会見 
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4477.html
 >>・東電から圧力を下げる必要があると報告
 >>「経済産業大臣と相談したが、安全を確保する上でやむを得ない措置であると考える」
 >>・微量の放射性物質を含む・海側に風、3キロ避難済なので落ち着いて対処いただきたい
 6分台〜
 >>記者「総理が原発を視察する時には既に大気放出はやっているのか?」枝野「はい」
 >>記者「その作業は何時ぐらいになるのか?」枝野「それは東京電力が判断するが、
 >>これを行う前に国民に報告する必要がある」「そんなに遠くない時間になる」
 
 【東京電力】 福島第1原発、圧力弁開放へ 微量の放射性物質放出の恐れ 
 http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1299870639
 > 海江田万里経産相と原子力安全・保安院の寺坂院長、東京電力小森常務は12日午前3時8分会見し、
 >福島第一原発1号機の格納容器内の圧力が高まっているため「弁を開く」と発表した。
 日経新聞
 
  海江田万里経済産業相は12日午前3時から同省で記者会見し、東京電力から、
 福島第1原発1〜3号機の原子炉格納容器内部の減圧のため容器の弁を開放するとの報告を受け、容認したと発表した
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011031200175


自民党総裁は原子力委員会「委員長」だった @緊急自然災害板

270: 名無しさん@お腹いっぱい。(静岡県) 2011/04/16(土) 18:19:51.64 ID:6g82SEaj0
 ベント遅れについては、産経でさえ後の検証報道でこう書いてる。
 
 【原発事故7場面検証】(3)ベント作業 10時間ロスで致命傷 - MSN産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040908340010-n1.htm
 
  遅れの最大の理由は、12日朝の菅直人首相の視察ではなく、
 電源喪失だった。東電は手作業によるベント開放に手間取ったのだ。
 この間に炉心溶融が進み、圧力や高熱で圧力容器や格納容器が損傷し、
 「閉じ込め」機能が失われた可能性がある。
 
 福島第1原発:東電、ベント着手遅れ 首相「おれが話す」 - 毎日jp(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110404k0000m010149000c.html

  官邸は東電役員を呼びつけた。原子炉の圧力が上がってきたことを
 説明され、ベントを要請した。しかし東電は動かない。マニュアルには
 あるが、日本の原発で前例はない。放射性物質が一定程度、外部へ
 まき散らされる可能性がある。
 
  「一企業には重すぎる決断だ」。東電側からそんな声が官邸にも
 聞こえてきた。復旧し、冷却機能が安定すればベントの必要もなくなる。
 
  翌12日午前1時30分、官邸は海江田万里経産相名で正式に
 ベントの指示を出した。だが、保安院は実際に行うかどうかについて
 「一義的には東電が決めること」という姿勢を変えない。国が
 電力各社に文書で提出させている重大事故対策は「事業者の自主的な
 措置」と位置づけられている。
 
  「東電はなぜ指示を聞かないのか」。官邸は困惑するばかりだった。
 首相は「東電の現地と直接、話をさせろ」といら立った。「ここにいても
 何も分からないじゃないか。行って原発の話ができるのは、おれ以外に
 誰がいるんだ」。午前2時、視察はこうして決まった。


自民党総裁は原子力委員会「委員長」だった @緊急自然災害板

507: 名無しさん@お腹いっぱい。(埼玉県) 2011/06/03(金) 11:00:40.40 id:UbWl+Hdw0

「辞任?…菅首相は『辞任する』とは言ってない」と閣僚…枝野長官も「辞任、正式決定じゃない」★6

1 :☆ばぐ太☆φ ★:2011/06/03(金) 09:44:36.80 ID:???i

★閣僚、不信任否決に安堵=「退陣」解釈で違いも

・菅内閣の各閣僚は2日、内閣不信任決議案の否決に安堵(あんど)した。
 ただ、首相が東日本大震災などの対応にめどを付けた段階での辞任を表明したことに
 関しては、受け止め方に違いも見えた。

 海江田万里経済産業相は、不信任案否決について記者団に「大差で否決できたことは
 良かった」と歓迎。与謝野馨経済財政担当相は「信任を受けたということになる」と強調した。
 首相の辞意に関しては、鳩山由紀夫前首相に近い大畠章宏国土交通相が「一つのけじめを
 付けられた」との認識を示したが、与謝野氏は「(首相は)辞任という言葉は使っていない。
 (退陣を)野党と合意したとかいう話ではない」と指摘。枝野幸男官房長官も会見で、
 辞任する首相が重要課題を進められるかとの質問に「前提が違う」と述べ、退陣表明では
 ないとの考えをにじませた。 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000119-jij-pol

・菅首相は民主党代議士会で「震災対応と原発事故で一定の役割が果たせたら」という
 条件で辞任する意向を示したが、枝野官房長官は2日夕方の会見で、菅首相の辞任は
 正式に決定したものでないとの認識を示した。
 枝野官房長官は「(菅首相と鳩山前首相の会談は)決定をする場だとは承知していないし、
 何かそこで決定したとも承知していない」と述べた。(抜粋)
 http://news24.jp/articles/2011/06/02/04183863.html

>>217>>270 については国会事故調の報告書
2)なぜ1号機のベント実施は遅れ、菅総理は福島第一原発に向かったかと大きく違わないとの印象です。
リンク先には 3/11 15:37〜3/12 15:20まで時系列順に起こった出来事が詳細に書いてありますが、そこの後の文章をコピペ

1号機は、SBO(※全電源消失)により炉の状態が把握できず、実際には停止していたIC(※非常用復水器)が作動していると考えられていたことなどが、ベントの必要性の認識及び準備を遅らせたものと考えられる。一方で、ベントの必要性が認識されてから実施までの間に時間を要したのは、意思決定をちゅうちょしたためとは考えられない。社長及び会長が不在であったために連絡や相談に負荷がかかったのは確かであるが、ベントの実施に関する経営判断は比較的速やかに行われた。ただし、今回は社長及び会長との電話連絡が取れたが、それができなかった場合のことを考慮すると、両名が不在であったことを正当化できるものではない

ベントの実施に当たっては、津波による直流電源喪失により空気圧によって作動する弁の動力が失われたため、発電所内から持ち寄った土木用のエアコンプレッサーを接続するなど試行錯誤が行われており、ベント操作自体が困難であったことが障害となった。また、ベント設備は保安規定外のため定期点検の対象とはならず、また当然のことながら平時の運転中に外部への放射性物質放出を伴うベントが実施されるはずもなく、福島第一原発では実際にベント操作が行われたことは一度もなかった。こうした事情に鑑みれば、現場で作業に当たった社員がベント操作とその仕組みに十分精通していたとは考えにくく、加えて直流電源喪失によりベントの動力を失った状態で、ベントを実施するための臨機の対応を迅速に行うことは困難であったに違いない

他方で、官邸にはそうした事情が東電本店から十分に伝えられず、ベントが実施されない理由が理解されなかったため、東電に対する不信感が生じ、菅総理が直接福島第一原発にまで出向いてまでベント指示を行うという事態に至った。また、事故当初、SBOによりほとんど何の情報も取得できず、十分な情報提供を行うことが困難であったという事情はあるものの、東電は通報先である保安院に対して、通報及び官庁連絡班を通じて極力情報を伝えており、保安院はベント作業の進捗についてある程度把握していた。しかし、保安院から官邸に対してその情報が伝えられることはなかった。

という分析が行われています。ただ
>>270
> 「一義的には東電が決めること」という姿勢を変えない。
としつつ『統合対策本部』を設置した官邸について
3.4 官邸及び政府(官僚機構)の事故対応に対する評価

ベント、海水注入などの東電自身が対処すべき事項に関与し続けながら、一転して、東電社長の「撤退は考えておりません」という一言で発電所の事故収束を東電に任せ、他方で、統合対策本部を設置してまで介入を続けた官邸の姿勢は、理解困難である。

と批判されています。

また海江田万里氏と福島原発というと無理に放水させたために東京消防庁の放水車が壊れたため謝罪したという記事があります。指示したのは12〜19日のいつかようですので、19日以前から少し記事を取り上げます。
枝野長官会見の要旨 「放射性物質が大量に漏れ出すものではない」

 原子炉容器と格納容器の破損による災害を防止するため、東電が容器を海水で満たす判断をし、海江田万里経済産業相がそれを指示した。ホウ酸を用いて再臨界などが生じないよう工夫する。政府はこうした措置が適切だと経産省、原子力安全・保安院ともども確認した。この手順は本日20時20分に着手している。

【東日本大震災】首相「(事故現場から)撤退なら東電100%つぶれる」東電本社で檄

枝野幸男官房長官は午前5時40分ごろに記者会見し、「政府と東電が物理的にも一体化し、現地情報を受け止め、一体的に判断し指示していくことが事態の収束に重要だ」と統合対策本部の意義を強調した。副本部長には海江田万里経済産業相と東京電力の清水正孝社長が就いた。

このつぶれる発言に関しては、東電が全員の撤退を計画していた事はなく想定していたのは一部撤退のみ(原発のオペレーションには関係ない人も大勢いた)で官邸側の誤解から生じた発言であったが、清水社長の言動に官邸の意向を探るようなあいまいな点があり、東電は官邸を責められないとの分析です。→3.1 事業者としての東電の事故対応の問題点

石原氏が海江田氏を責める記事を二つ。
都知事、消防隊への圧力に抗議=原発放水「速やかにしないと処分」−海江田氏発言か

 石原氏は会談後、記者団に「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ(と指示があった)。やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」と強調。さらに、「担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせないでください」と首相に申し入れたことを明らかにした。

 また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、政府側の指示で7時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。

枝野長官会見(4完)「今後も首相視察は有り得る」

 −−石原慎太郎東京都知事が菅直人首相と会談した。石原都知事は、現場の実情を知らずに指示が出て、東京消防庁の放水車が壊れたとして総理に抗議したと聞いている。石原知事が記者団に話したところによれば、現場の指揮官が「放水しなければ処分する」と言われたそうだ。この指示は、海江田万里経済産業相との話もあるが、政府としてどう把握しているか。経緯の説明を

 「石原知事からは、東京消防庁の皆さんが、本当に現場で大変なご努力、ご苦労をいただいた。それの実施にあたるプロセスの中で、いろいろと問題点があったのではないかという指摘を、総理が受けたということだと聞いている。それらについては、事実関係の把握、それから、もし善処が必要ならば、そういったことを含めて政府として対応していただくと。それにしても、本当に東京消防庁の皆さんに、大変、勇気ある献身的な努力については心から感謝しているということについて、首相から石原知事に申しあげたと聞いている」

 −−指示したのは海江田氏か

 「いや。だから、それについてはこれから調査するというお答えを申しあげた」

またなぜ作ったのか理解困難といわれた「統合対策本部」ですが、清水氏は一時不在だったそうです。
東京電力 1週間もトップ不在 清水社長の体調不良

 東京電力の清水正孝社長(66)が福島第1原発事故発生後の今月16日から約1週間、体調不良で職務を離れていたことが27日、明らかになった。過労が原因で、最終の意思決定は担当副社長が代行する状態が続いていた。現在は回復して職務に復帰しており、今後開く会見で事故や計画停電について改めて謝罪する方向で調整している。

 東電は地震発生の11日に清水氏をトップとする対策本部を設置。15日には菅直人首相を本部長とする政府と東電の統合対策本部が設置され、清水氏は海江田万里経済産業相とともに副本部長に就き、「2人で同時に情報を受けて一体となって対応する」(枝野幸男官房長官)ことになっていた。

19日までに恫喝まがいの放水指示とあるのはこの記事です。
放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示

 核燃料プールへの注水が急浮上したのは震災4日後の15日早朝。定期点検のため運転を停止していた4号機で水素爆発と火災が発生し、注水による冷却が急務になった。

 複数の政府関係者の話を総合すると、官邸側はすぐに自衛隊にヘリコプターによる散水を要請。しかし、「完全に吹き飛んでいない建屋に上空から水を放水するのは危険」と、性急な実行は見合わされた。自衛隊関係者によると、自衛隊は当時、前日に起きた3号機の水素爆発での隊員負傷の対応をめぐり、経済産業省に不信感を抱いていたという。

 放水を焦り、自衛隊の対応に不満を募らせる官邸は翌16日朝、今度は経産省を通じ、すでに高圧放水車を東電に貸し出していた警視庁機動隊の出動を警察庁に要請。警察庁は「一刻も早く」という指示に、急遽(きゅうきょ)派遣した。

 一方、午後には防衛相の放水指示を受けた陸自のヘリが出動したが、放射線量が高く断念した。しかし、警察の出動が報じられた夜には、ヘリからの放水再挑戦と消防車による地上からの放水を決断。17日午前にヘリからの放水を決行した

 夜には機動隊に続き、自衛隊も地上からの放水を実施。派遣要請を受けた東京消防庁も出動し、19日未明に放水を成功させた。その後、準備に時間がかかった東京消防庁に海江田万里経産相が「言う通りやらないと処分する」と恫喝(どうかつ)まがいの発言をしたことも発覚。海江田氏は謝罪している

 政府関係者は「官邸が省庁間の調整も満足にできなかったため、結果的に冷却効果の小さいものから順番に現場に投入された」と指摘する。実際にポンプ車が稼働したのは22日になってからだ。

 放水能力や技術などの検討もないまま、場当たり的に出動を命じた官邸の判断に、政府内からも批判の声が上がる。別の政府関係者は「官民挙げて投入できるものをテーブルに並べ、最優先の投入を決めるという判断がまったくできていない。情報力もなく、まさに政治主導という虚像の弊害だ」と憤る。

 現場レベルでも不信感は根強い。ある関係者は「官邸は『やれ』の一点張り。現地に赴く人の命や安全を本当に考えているのか」と訴える。21日に東京消防庁の活動報告会に参加した隊員の一人は、「(石原慎太郎都)知事は涙を流して礼を言ってくれた。上からものを言うだけの官邸と違う」と吐露した。

→「処分」発言の件で海江田氏が謝罪したと報じているのは産経新聞が主のようですね。
ニュース系 サーチエンジン(News & blog search engine)- 検索結果
放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000598-san-soci
【放射能漏れ】「処分」発言で海江田氏が陳謝 「直接話したわけではない」(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110322/stt11032222490022-n1.htm
「処分」発言で海江田氏が陳謝「直接話したわけではない」(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000663-san-pol
海江田経産相、消防庁隊員「恫喝」発言で謝罪(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000509-san-bus_all
経産相?東京消防庁に圧力発言… 抗議で陳謝(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110322-OYT1T00290.htm
枝野長官会見(4完)「今後も首相視察は有り得る」(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000565-san-pol
しかしこの謝罪につながった件は、国会事故調の報告書からも見つけることが出来ませんでした。

また、海江田氏も後になって謝罪を撤回したみたいです。
「今頃になって責任転換、安っぽいやつだ」と石原知事 海江田前経産相に不快感

 海江田元経産相は、インタビューで「内輪の連絡員がいて、その中でそういう話があったのかもしれない」と弁明した上で、「消防は何度も行って、途中で戻ってきたりした。もっと頑張ってもらいたかったという思いはある」と答えた。

 石原知事は原発事故当時の都消防庁ハイパーレスキュー隊の動きを詳細に説明。長時間にわたる無理な放水活動で機械が一部故障したと語り、「とんでもない話だ」と不快感を示した。

「官邸が省庁間の調整も満足にできなかったため、結果的に冷却効果の小さいものから順番に現場に投入された」というのは本当に小さい物からだったかはともかく、場当たり的な指示があった事をうかがわせる様な報告があります。
7) 2号機 SR弁による減圧操作によってむき出しになった燃料棒

3/14 15:27
福島第一原発から本店に対して、2号機と3号機の間のT字路において自衛隊の散水車が2台邪魔しているため、がれきの片付け、消火栓からピットまでの給水ができない旨の報告が行われた。

あとそもそも官邸は最も作業に適した作業車の存在を知らず、提言されて使用を許可したみたな記述を国会事故調報告書のなかで見た気がするんですが、見つかりませんでした。

また、海江田氏は中国とつながりがあったようだという文章2本
ヒアリング内容公開 (実施日 2011年10月1日)

司会 海江田さんについては私から皆ご紹介するまでもなくご存じですから控えますけれども、万里というお名前は父様がジャーナリストで中国にらっしゃて中国との縁が非常に深い方で、大陸的な風貌おらかさ持ち味の方です。

海江田 海江田です。どうぞよろしくお願いいたします。実は、今日なるべ正確な記憶に基づいてとと思い資料も一応持ってきましたが、車の中にカバンを入れドアがロックしてしました。それでこちらにお邪魔するのも遅れて、いま手元に全く資料がありません。そうい意味では 日時など若干正確数字を言えない部分がありますが、それはご勘弁をいただて、もし正式なレポートどにするとうこであれば後で確認をしようと思います。

このヒアリングの内容も少しは読もうかと思ったのですが、この出だしで読む気がなくなり読んでいません。

あともう一本は経産相として当然なのかもしれませんが、武漢での式典に出席しています。
【中国】ジェトロが武漢事務所を開所:内陸部唯一の拠点に

 開所式には日中政府関係者や同市に進出している日系企業幹部ら約200人が出席。来賓として挨拶した海江田経産相は始めに震災以後の中国政府からのさまざまな日本支援に感謝の意を表した後「武漢市は日中経済協力を進めていく上で、重要な地域だと認識している」と述べ、武漢事務所開設の意義を強調。沿海部同様に中西部での、日系企業への支援活動強化に期待を示した。王省長も今回の事務所開設で「今後日中間の提携がより緊密となり、日本からの投資や進出が大いに促進されると確信している」と話し、日中間のパイプ役としての期待感をにじませた。

ところで上の海江田氏のヒアリングは以下のリンクからたどった物です。興味があればお読みください。
「菅元首相は日本を救った」と細野環境相

 民間事故調は細野氏のほか菅氏▽枝野幸男経済産業相▽海江田万里前経産相▽福山哲郎元官房副長官
−の4人の聴取内容も同日、公開。内容は民間事故調のHP( http://rebuildjpn.org/ )で見られる。

次に野田首相誕生前後の海江田氏の動向について調べてみました。まずは一番最初の2chの書き込み>>507の時は、不信任否決で歓迎していたようですが、それから2ヵ月後の 2011/08 には菅首相と軋轢があると書かれています。
海江田氏辞任せず 「一定の責任果たした」と言うものの

 原子力損害賠償支援機構法が成立したことを受け、菅直人首相との軋(あつ)轢(れき)から進退が注目された海江田万里経済産業相だが、3日辞任を表明することはなく、同日夜のTBS番組では再生エネルギー特別措置法案にも「責任を持たなければいけない」と述べた。民主党内には「ポスト菅」に名乗りを上げるためにも早期辞任が必要との声は強まっており、海江田氏の決断力が問われている。
[...]
 早期辞任に踏み切れば「反菅」の代表格として次期代表選の有力候補になり得る。海江田氏は一時、支援機構法成立を機に辞表を提出することを検討した。

 一方で思いとどまるよう説得する議員もいた。海江田氏は1日、自らが所属する鳩山グループの会長、鳩山由紀夫前首相に「いろいろな人に止められていて…」と告げる。鳩山氏は「惑わされるな」と辞任を勧めた。

 それでも海江田氏にはぬぐいきれない不安があった。今辞任しても首相は後任を粛々と決めるだけで、お盆を挟めば辞任のインパクトは薄れかねない−。結局、先送りを選んだ。辞任のタイミングは少なくなったが、小沢一郎元代表が側近に決起を促しているお盆の時期に連携して辞任する手だてもある。

 鳩山グループの大畠章宏国土交通相とともに辞めれば効果は絶大だ。鳩山氏は3日夜のグループ幹部会で「いつか一緒に動くのではないか」と予告してみせた。

大畠章宏氏というのは、北海道3区 荒井聰( 民主党 )のところで出ていた、『原発推進の色合いが濃い「エネルギーPT」』の座長のようですね。

ところで原発問題に絡み経産相の3幹部が更迭されましたが、退職金は高かったようです。
「更迭」でも6000〜8000万円  経産省3幹部の退職金に高まる疑問

 福島第1原発事故後の対応をめぐって事実上更迭された経済産業省の3幹部に、高額の退職金が支払われることが分かった。約6000〜8000万円とみられ、高すぎるのではという声が高まっている。

 松永和夫前事務次官(59)、寺坂信昭前原子力安全・保安院長(58)2011年8月12日付で退職しており、細野哲弘資源エネルギー庁長官(58)は9月1日付で退職する

■ヤマダ電機会長よりも高い

 3人の退職は、定年より早期に退職する「勧奨退職」扱いのため、「自己都合退職」に比べ退職金が2割ほど上乗せされる。朝日新聞の試算では、幹部3人の退職金は約6000〜8000万円、自己都合と比べ1000万円以上高いと見込まれている。3人は今後も「天下り」で多額の収入を得るのは確実だ。

 松永氏は12日の退職記者会見で、退職金について、「関係規定にのっとって処理される」と、満額受け取る考えを示唆している。

 では、6000〜8000万円という金額は妥当なのか。厚生労働省が2008年に民間企業約6000社を調査した「就労条件総合調査結果の概況」によると、勤続35年以上の定年退職者の退職金は、大学卒で平均2281万円、高校卒で1929万円だった。

 日本経団連が会員企業277社から回答を得た2010年9月度の「退職金・年金に関する実態調査結果」では、会社都合で退職した57歳の退職金は、大学卒で平均2400万円、高校卒では2127万円だった。

 7月19日発売の週刊朝日の2010年度「退職慰労金ランキング」によると、ランキング17位までの人物の退職金はすべて1億円超え。トップは大東建託の多田雅美前会長で6億4900万円だった。18位だったヤマダ電機の山田昇会長は6500万円。6000〜8000万円というのは、これか、これ以上のレベルということだ。

■公務員は全体的に高め

 一方、09年度の公務員の退職手当の支給状況を見ると、「勧奨退職」の55〜59歳の常勤職員2147人は平均で約3173万円と高めだ。内訳を見ると、8000万以上が5人、7500万〜8000万が23人、7000〜7500万円が17人などとなっている。

 公認会計士の平林亮子氏は12日放送のテレビ朝日系「モーニングバード」で、「普通にみて高いなというのが正直なところ。いまは一般企業では業績悪化で退職金は減額となるところが多い」とコメントしている。

 今回の件で、海江田万里経産相の対応を批判している経産省OBの岸博幸・慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授は、ダイヤモンド・オンラインの連載で8月12日、「(経産省に)合計で20年と半年勤務しましたが、小泉構造改革にあれだけ尽力しても自己都合の退職なので割り増しとかも当然なく、退職金は約1000万円でした」と明かし、「今回の3人の幹部の顛末を見ていると、すみません、やっぱり腹が立ちます」としている。

うらやましいですね。

情報BOX:民主党代表選、テーマ別各候補の主張
海江田氏だけ取り上げます。

 ●経済政策 

 <海江田経済産業相>

経年劣化したインフラの整備に力を入れる。それにより震災に強い日本を復活させる。

日銀は長期国債買い入れの際に日銀券の発行残高を上限としている。日銀の国債の直接引き受けは無理だが、市場からの買入れにおいて日銀券ルール撤廃も一つの可能性。日銀は景気対策、円高対策で基金を10兆円足したが、この基金も実は国債の買い入れをしている中身もいろいろ実は問題がある。こちらが具体的な案を出すことで、日銀もいろいろ動いていくということ。

 ●国際経済やTPPへの取り組み

 <海江田氏>

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は慎重に検討する。EPA(自由貿易経済連携)は進めていく。

 ●復興財源と増税

 <海江田氏>

建設国債を発行すべき。それが当てはまらないものにはしっかり財源を確保。

自治体復興計画を尊重する。

財源は出し惜しみしてはいけない。増税ではなく、国債発行で。無利子国債もひとつの考え方。 

 ●大連立

 <海江田氏>

まずは党内融和、挙党体制。党内議論を尽くさないといけない。大連立について党で議論が行われていないため、まず党内で議論しないといけない。党と政府が連携を取り、政府が案を出し、国会で野党と議論する中でより良いものとなっていく。

 ●原発とエネルギー政策

 <海江田氏>

「脱原発」の方向性は進めていく。前原氏と同様「エネルギー電力臨調」を以前から考えていた。しかしその間に原発の再稼働も必要。ストレステストの結果を踏まえて、経年劣化している原発は廃棄、まだ稼働できるものは再稼働といった判断が必要となる。 

 ●社会保障と税の一体改革

 <海江田>

基礎的社会保障財源として、景気回復後に消費税導入検討。

野田首相、誕生へ 積極増税に反発強く “財務省の傀儡”菅政権の二の舞いも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000093-san-pol

 野田佳彦財務相が民主党新代表となり、政府の増税路線が堅持されることが確実となった。財政規律を重視する野田氏は、東日本大震災の復興費や社会保障費を賄う増税を主張。ただ、代表選では野田氏以外が増税に否定的で、反発は強まるばかりだ。安易な増税は経済を失速させる。野田氏の路線が世論の理解を得られなければ、増税に執念を燃やす財務省の“傀儡(かいらい)政権”と批判されかねない。
[...]
 “雪だるま式”の増税で国民負担が増えることには与党の抵抗感も強い。代表選でも増税路線は「財政至上主義」(海江田万里経済産業相)などと集中砲火を浴びた。反発を抑えるのは容易ではない。

民主 特例公債、選挙制度法案とも24日委員会採決へ
2012/08

 衆院財務金融委員会は23日の理事懇談会で、赤字国債を発行するための特例公債法案について、24日に締めくくり総括質疑を行うことを海江田万里委員長(民主)の職権で決めた。

特例公債は払われずこのような問題が起こっているようですけどね
株とお金の日記
11月末には財源ほぼ枯渇のおそれ、予算執行抑制でも=財務相
11月末ってもう近いですよね。財務省に民主党が従えば良いという事なんでしょうけど。

これで海江田万里氏については大体書きましたかね。ではここまでで。