米国:死んだ黒人青年の兄が真相追究 KKK容疑者逮捕 

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070126k0000m030138000c.html


 【ワシントン吉田弘之】米ミシシッピ州で1964年、2人の黒人青年(ともに当時19歳)が誘拐され遺体で発見された事件で、米連邦司法当局は24日、同州の元郡保安官代理で白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)メンバーだった男(71)を誘拐容疑で逮捕した。殺人についても追及すると見られる。地元紙などが伝えた。

 この男は他のKKKメンバーと同年5月2日、ヒッチハイクをしていた黒人青年2人を車に乗せ林に連れ込んだ。その後ムチで打つなどしひん死の2人をミシシッピ川に捨てたという。男は当時、容疑者の1人として逮捕されたが、地元警察はまともな捜査をせず釈放し、事件は終結した。

 殺害された黒人青年の1人の兄トーマス・ムーアさんが98年から2年間にわたって弟の死の真相を追究。これに動かされた米司法省が00年に再捜査を決定し、容疑者の逮捕にこぎつけた。

 米国では最近、60年代に闇に埋もれた人種差別事件の見直しが進んでいる。05年1月には、映画「ミシシッピー・バーニング」の題材にもなった64年の公民権運動家殺害事件で、元KKK幹部が殺人容疑で逮捕された。

毎日新聞 2007年1月25日 21時57分

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