イラン側の越境主張を否定、英兵拘束でGPS座標証拠に

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200703280023.html

2007.03.28
Web posted at: 20:59 JST

  • CNN


ロンドン(CNN) ペルシャ湾沿いのシャトルアラブ川のイラン・イラク国境線付近で23日、船舶臨検中の英軍兵士15人がイランに拘束された事件で、英国防省は28日、事件発生時、英兵がイラク領海へ約3.1キロ入った水域にいたとする全地球測位システム(GPS)の座標データを公表した。

イランはこれまで事件が発生した水域の位置データを2度提供。25日のデータではイラク側に位置していたことが判明。しかし、27日までに、イラン領海がある東へ3.2キロずれたデータを再度提供したが、GPS座標データの裏付けはない主張だという。この修正を正当化する根拠もないと強調している。

英政府は、事件はイラク水域で発生、兵士は不法行為を犯していないとして即時釈放を要求。これに対し、イラン側は自国水域で侵略活動をしていたと主張、処罰の実施を警告している。

ブレア英首相は27日、釈放にむけた交渉が失敗した場合、英国が「別の段階」に移る用意がある、と指摘。自らの主張の正当性を示すGPSデータなどの発表がこれに当たるともみられる。

同時に、イランと友好関係を維持するトルコなどに外交解決の仲裁を求める可能性もある。

イラン外務省は27日、兵士の事情聴取が終了次第、英外交官らとの接触を認める意向を表明。兵士らは元気であり、人道的待遇を受けているとも強調していた。

イランは核開発問題で、国連安保理の追加制裁決議を受けており、外交的な孤立を深めている。英国はこの決議案の共同提案国であり、今回の事件の背景要因とする指摘もある。

■イランが拘束の兵士は領海侵犯せず=英国防省、資料提示
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070329/1175173565
の詳細ですかな。まぁまた『という』ですが、これは結構信頼出来そうな書き方ですが。