<エクアドル>制憲議会設置へ 国民投票で「賛成」圧勝

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070416-00000070-mai-int

 【アスンシオン庭田学】南米エクアドルで15日、制憲議会設置の是非を問う国民投票が実施された。選挙裁判所の中間集計(開票率52%)によると、「賛成」票は81%を超え、8月にも制憲議会選挙が行われる見通しになった。同議会で左派のコレア大統領派が過半数を占めるかどうかが今後の焦点となる

 「市民革命」推進を打ち出し、1月に就任したコレア大統領は最大の公約に憲法改正を掲げ、就任当日に今回の国民投票実施の政令に署名。憲法改正により、国会(一院制)の解散権を大統領に付与するなど、大統領権限強化を目指す。また、選挙制度改革、地方自治制度改革などを提案している。

 大統領は昨年11月の大統領選と同時実施の国会議員選には候補者を擁立せず、少数与党だった。今年3月には今回の国民投票実施に反対する野党議員57人が選挙裁判所に罷免されるなど政治的に不安定な状態が続いた。国会解散権を持つ制憲議会をコレア派が支配すれば、支持率70%を超える同大統領の政治基盤は安定することになる。

 議員130人を選ぶ制憲議会選挙は8月に実施予定。9月に招集される同議会は6〜8カ月で憲法改正案を起草し、国民投票で承認されれば08年に新憲法が施行される見通しだ。

 憲法改正のための制憲議会設置は、ラテンアメリカ急進左派のベネズエラチャベス大統領、ボリビアのモラレス大統領もとった手法で、両国でも国家改革の舞台になっている。

エクアドル情勢何も追ってなかったのですが、2007年3月
エクアドル:選挙最高裁、国会議員過半数を免職
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070309k0000m030020000c.html

 【メキシコ市・庭田学】南米エクアドルの選挙最高裁は7日、制憲議会設置の是非を問う国民投票の実施を妨害したとして、国会(1院制・定数100)の過半数に当たる野党議員57人を免職した。AP通信などが伝えた。制憲議会の実現を目指す左派のコレア大統領には「追い風」と言えるが、野党はこの決定に反発しており、政治的混乱を招きそうだ。

 国民投票は4月15日に予定されているが、野党の一部が違憲だとして実施に反対。今月6日には国民投票実施を決めた選挙最高裁のアコスタ長官罷免決議を採択した。選挙最高裁は、このような行動が選挙妨害に当たるとして、同長官罷免決議に賛成した議員ら57人を免職し、政治的権利を1年間停止するとの決定を出した。

 コレア大統領は「選挙最高裁の決定を尊重する」との談話を発表。一方でカバジョス国会議長は「なんの法的根拠もない。国を混乱させ、対立をあおるものだ」と述べ、選挙最高裁の決定を受け入れない姿勢を示した

 今年1月に就任したコレア大統領は、制憲議会を設置して新憲法制定を目指しているが、自身の政治団体からの国会議員はゼロという状態。選挙最高裁の判事7人は、野党支配の国会が今年1月に任命したが、国民投票実施を巡って対立した状態にあった。

 同国の選挙法では、選挙実施機関の活動を妨害した公務員などは、免職される規定がある。

毎日新聞 2007年3月8日 18時11分

とありました。

あと本日何回目かのIMFネタですが、

エクアドルIMFへの債務を完済=大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070416-00000693-reu-int

 4月15日、エクアドルのコレア大統領、国際通貨基金IMF)への債務を終了したと発表(2007年 ロイター/Javier Parra)

 [キト 15日 ロイター] エクアドルのコレア大統領は15日、国際通貨基金IMF)に対して最後の融資を返済し、IMFとのあらゆる債務関係が終了したと発表した。

 大統領は記者団に「もはや(IMFからの)便りは受け取りたくない」と述べた。最後の返済額は4000万ドルだったという。

 別の当局者も同国がIMFに全債務を返済したことを確認したが、最後の返済額は1100万ドルだったとしている。

まぁ確かにいろいろと注文つけられるみたいですからそうなんでしょうなぁ。