銃の事件は日米どちらも痛ましいものでしたが、その後の反応は違うようです。

6割が「銃規制、惨劇防げず」=消極的な米社会−米大学乱射で世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070421-00000025-jij-int

 【ワシントン20日時事】16日の米バージニア工科大学の銃乱射事件直後に実施されたゾグビー社の世論調査で、「今後、銃規制を強化しても乱射事件の発生を防げない」との回答が6割に上っていることが20日明らかになった。もっと多くの市民が銃を持てば、悲劇を防げる可能性があるとの意見も4割近くあり、銃規制に対する米社会の消極姿勢を浮き彫りにした。

 ゾグビー社によると、銃の規制強化が将来、乱射事件防止に役立つとは思わないと回答したのは59%。役立つと答えた36%を上回った。銃規制がもっと厳しければ、大学乱射事件は防げたと考える割合は16%にとどまった。

銃、暴力団の徹底取り締まりを=国家公安委員長に指示−安倍首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000213-jij-pol

 安倍晋三首相は20日夜、溝手顕正国家公安委員長に電話で、銃器の徹底した取り締まり暴力団撲滅に全力を挙げるよう指示した。長崎市長射殺事件後も東京都町田市などで発砲事件が起きたためで、溝手氏は「決して許してはならない。組織を挙げて再発防止に努める」と応じた。

 この後、首相は記者団に「徹底した捜査、取り締まり、再発防止に取り組んでもらいたい。暴力団撲滅に全力を尽くしてもらいたい」と語った。

これは日本のほうが正しいんじゃないかと思うんですけどね。あと英国の意見

米大学乱射、最悪の銃惨劇 英「ライフル協と決別を」
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070418/erp070418000.htm

 【ロンドン=蔭山実】17日付の英主要各紙は、バージニア工科大学での銃乱射事件を大々的に伝えた。ロンドンで最近、少年らが射殺される事件が相次いでおり、英国内でも銃対策が課題となっているからだ。

 英紙タイムズは社説で「銃規制の法律が厳しい英国からみれば、米議会が全米ライフル協会(NRA)と決別しない限り惨事はなくならないように思える」と指摘。その上で、「銃に関する法律が数多く、議論は単純ではない。米国の国民と政治家は再発防止に一層努めるべきだ」と訴えた。

 英国では、テロ対策で武装警察官が増えてはいるものの、市民に威圧感を与えないという伝統から、通常、警邏中の警官は銃を携帯していない。米国では銃が“野放し状態”にあるとの感覚が普通で、同国で銃規制が進まないことにも厳しい。

 英紙インディペンデントは社説で事件の背景に米社会の不安と銃への寛容さがあるとし、「今、学ばなければ手遅れになる」と警鐘を鳴らした。

 BBCテレビとスカイニュースは17日も、事件を詳細に伝え、BBCは事件を機に米社会に浸透した銃の排除が進むことに期待した。

 一方、来月上旬の訪米でバージニア州入りする予定のエリザベス英女王も、今回の事件には衝撃を受けているという。