ノルウェー、50年までに「CO2ゼロ」表明

http://www.asahi.com/international/update/0420/TKY200704200042.html

 ノルウェーのストルテンベルグ首相は19日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素など温室効果ガスの排出を2050年までにゼロにする考えを表明した。他国の排出減への協力で自国分を相殺するといった方法をとる。先進国で排出ゼロを掲げた国はこれまでなく、温暖化問題がテーマの6月の主要国首脳会議(G8サミット)を控えた各国の議論を刺激しそうだ。

 ロイター通信などの報道によると、首相は出身母体である労働党の大会で演説し、「温暖化防止策づくりを先導する」とし、他の主要先進国にも「ゼロ」への同調を呼びかけた。連立内閣の支持も得ているという。

 自国での省エネのほか、風力や太陽光発電の導入拡大を中国やインドなどで進めて温室効果ガスを削減し、その分を自国の排出分から差し引く。また、他国で余った排出枠を買い取る「排出量取引」という仕組みも活用し、20年には1990年に比べて30%減らし、50年までにゼロにする計画だ。

 ノルウェー北海油田を抱える産油国。このため環境保護団体からは、温暖化の原因を輸出する責任も考えるべきだとの指摘も出ている。

 温室効果ガスの削減をめぐっては、欧州連合(EU)が20年までに少なくとも20%削減する目標を打ち出したほか、英国政府は50年までに60%削減を義務づける法制化を進めている。

そこまで来てるんですねー。日本はこんな↓感じらしいですけど。
温室効果ガス638万トン排出権取得 NEDO
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000008-san-bus_all

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)は13日、平成18年度に初めて実施した温室効果ガスの排出権取得事業で、122億円で 638万トンの排出権を確保したと発表した。2008年(平成19年)から始まる京都議定書の排出削減目標達成には1億トンの排出権が必要で、19年度には 407億円の予算を確保している。NEDOは個別の取得価格を公表していないが、平均取得価格は1トン当たり1912円。