米次官「あれだけ中国に見せたのに、見せてくれぬ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000906-san-int

 【ワシントン=有元隆志】ローレス米国防副次官は6日、中国が米国との軍事交流や軍の透明性拡大に積極的でないと批判した。AP通信などが伝えた。

 同副次官は米中の軍事交流について、「状況を変えるために話し合いを始める必要がある」と意義を強調したうえで、「彼らも前向きな姿勢を示すが、それはほんの寸刻みだ」と語った。

 昨年4月の米中首脳会談では、中国の戦略ミサイル部隊(第2砲兵)司令官の訪米で合意したが、いまだに訪米は実現していないなど、交流は実質的にはほとんど進んでいない。

 さらに、同副次官は今年はじめに訪米した中国海軍幹部らに対し、「彼らの求めに応じて前例にないほどの(軍事施設への)アクセスを認めた」にもかかわらず、中国側は米軍幹部には国内の軍事施設を見せようとしないことに、「がっかりした」と不満を示した。

 一方、北朝鮮がこのほど連続して3発発射した短距離ミサイルについては、「成功した」との見方を示すとともに、「射程範囲を考えると、唯一の目的は、韓国を攻撃することにある」と述べ、韓国にとって新たな脅威になるとの見解を表明した。

 同副次官によると、新型ミサイルの射程は120−140キロで、固形燃料を使用している。これまでの短距離スカッド・ミサイルよりも精度を増しているという。

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まぁアメリカの方が圧倒的に優勢だから、見せただけじゃないかと思ってしまいますが。