米兵の士気向上、経済支援チーム機能 民主党系専門家、増派を評価

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000067-san-int

 【ワシントン=有元隆志】米民主党系のブルッキングズ研究所の専門家が30日付の米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、イラクでの米軍増派戦略が「著しい変化をもたらしている」との見解を表明した。特に米兵の士気が向上し、経済支援にあたる「地域復興チーム」も機能しているとして、来年までの戦略継続を主張した。

 増派戦略に関しては、9月のイラク駐留多国籍軍のペトレイアス司令官の報告を前に、共和党も含め効果が上がっていないとして、早期撤退を求める声も強まっている。そうしたなか、これまでブッシュ政権イラク政策を強く批判してきた専門家の意見だけに注目を集めそうだ

 寄稿したのは、安全保障を専門とするマイケル・オハンロン上級研究員と、中東を専門とするケネス・ポラック同研究所サバン中東政策センター調査部長。2人はこのほど8日間にわたってイラクを訪れ、「少なくとも軍事面に関しては、やっと進展を遂げるようになった」と指摘。米議会の議論は「非現実的」と批判した。

 具体例として、陸軍や海兵隊兵士の「士気の高さ」を挙げた。これまでイラクを訪れたときは、米兵の怒りや不満を目の当たりにしたが、ペトレイアス司令官のもと、兵士たちは「戦略に自信を持っている」ことを口々に語ったという。

 1月にブッシュ大統領が2万人以上の増派を発表して以降、イラクの民間人の死者はおよそ3分の1に減少。イラクの腐敗した司令官の多くは排除され、バグダッドにいるイラク陸軍大隊の4分の3以上の司令官は信頼できるパートナーとなるなど、「以前よりもずっとよい状態になっている」と結論づけた。

 「地域復興チーム」もイラク人と協力して、地域経済再生のため協力していることにも驚かされたという。

 両氏とも、イラク情勢がなお政治面などで「非常に大きな困難」があることは認めつつも、「議会はこの努力を2008年まで持続するよう計画を立てるべきだ」と主張している。

確かにアルカイダなんかはイラクでは影響力を失っているような気がします。こことか↓
ビンラディン容疑者との連絡役拘束=「イラクイスラム国家」は架空−米軍
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070725/1185315101
しかしパキスタンアフガニスタンの方はどうするんですかね。
パキスタン大統領、アル・カーイダ掃討への米軍投入を拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070728/1185627754
しかし治安維持が成功してるなら逆に米軍撤退できる気がしますが。
米軍のイラク駐留どっちが本当?
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070725/1185363799
に書きましたが、ペトレイアス司令官と、クロッカー駐イラク米大使は、2009年夏まで米軍をイラクに駐留させる計画を作ってるらしいですけど、どうなんでしょうね。まぁペトレイアスで自分の日記を検索しても結構色々出てきますが、
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/searchdiary?word=%a5%da%a5%c8%a5%ec%a5%a4%a5%a2%a5%b9
なんか出来レース的なものを感じます。

しかし、地域経済再生とか言ってますが、今日のほかのエントリによれば、
イラクの3人に1人は「緊急援助」が必要 NGO報告
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070731/1185879854
なんですよね。

あとマリキ首相の問題もあると思いますが、
ブッシュ大統領は、ここ数カ月頻繁にイラク首相と話をしている
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070725/1185364425

本当に信じられるのかな?この記事…