トルコ国家安保会議が勧告「クルド人自治区に経済制裁を」

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071025i106.htm

 【カイロ=福島利之】トルコの国家安全保障会議は24日、イラク北部クルド自治区を拠点とするクルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」の活動を弱体化させるため、自治区に対する経済制裁を実施するよう政府に勧告した

 ギュル大統領が議長を務める同会議は、エルドアン首相や軍トップらから構成される事実上の最高意思決定機関で、同会議の勧告は通常、そのまま政府の決定となる

 クルド自治区はトルコから電力の供給を受け、食料の大半をトルコから輸入。制裁の内容について、与党「公正発展党(AKP)」の幹部は、電力の供給停止やPKKシンパのトルコ入国制限などを示唆した。

(2007年10月25日12時45分 読売新聞)

おとといあたりかこの↓本

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

取り上げましたが、PKKのところ読み返してみました。ちょっと引用します。
p104

ただ、トルコ国民は民族に関係なく、政治や経済などで同等の権利が保障されている。国民のほとんどが民族を意識せずに生活しており、異民族同士の婚姻も進んでいる。世論調査でも都市部を中心に「クルド人だがトルコ国民」という意識の人も多いことがわかっている。

ということで、まぁあくまで経済制裁するのはイラク内のクルド人自治区のようですが、トルコ国内のクルド人にも悪影響与えないですかね。ってそもそもAKPが勝った後この辺りの事情って変わってないのかな。ちょっと分かりません。
あとp106によるとPKKの背後にはシリアやギリシャがいたとオジャランも公判で言っていたようですが、そこら辺は今はどうなんですかね。