部族地域で対テロ戦強化を検討=パキスタン情勢の緊迫踏まえ−米

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080106-00000048-jij-int

 【ニューヨーク6日時事】6日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米部隊によるパキスタン北西部の部族地域でのテロ掃討作戦強化に向け、ブッシュ政権内で議論が本格化していると報じた。複数の米当局者の話として伝えたもので、4日にはチェイニー副大統領やライス国務長官らが会合を開き、対応を協議したという。

 同紙によれば、部族地域内で特定の標的を攻撃する極秘任務遂行のため、中央情報局(CIA)により広範な裁量・指揮権を与えることなどが検討されている。投入兵力は小規模にとどまり、CIA工作員や米軍特殊部隊が任務に当たることを想定している。

 作戦強化の議論は、国際テロ組織アルカイダなどによるパキスタンの情勢不安定化を狙った動きが部族地域で活発化しているとの情報を受け、開始された。同国のブット元首相暗殺を踏まえた戦略見直しの一環でもあるという。 

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これパキスタン側からの意見は無いんでしょうか。と思ったら

東京新聞では
米が秘密作戦検討か パキスタン部族地域で

2008年1月6日 16時57分

 【ニューヨーク6日共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は6日、米ブッシュ政権が、国際テロ組織アルカイダの勢力拡大が指摘されるパキスタン部族地域で、拠点攻撃などの秘密作戦実施を検討していると報じた。複数の政権高官の話として伝えた。

 米政府はブット元首相暗殺後の治安悪化に乗じ、アルカイダがテロ攻撃などでムシャラフ政権の弱体化を図ることを懸念しており、先手を打つ方針とみられる。

 作戦は米中央情報局(CIA)が主体で、軍部隊も支援。米国はパキスタンに50人の軍部隊を駐留させているが、特殊部隊の参加が見込まれるという。

 同紙によると、チェイニー副大統領、ライス国務長官ら国家安全保障担当の政権高官が4日、ホワイトハウスで作戦案を討議したが、現段階では何の決定もされておらず、ムシャラフ政権への通告もないという。

ムシャラフ政権への通告も今のところ無いんですね。いままでパキスタンアメリカ軍がパキスタン内で行動することに反対でしたし、アメリカもそれを分かっていて急襲作戦を土壇場で中止したりしてました。
2007/07
「2年前のアルカイダ急襲作戦、土壇場で中止」と米紙
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070708/1183896733
→もしかしてこれ↓?

ビンラディン容疑者は「パキスタン潜伏」=米高官、派兵も排除せず
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070723/1185200966
パキスタン大統領、アル・カーイダ掃討への米軍投入を拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070728/1185627754
と2007/07に集中していますが、こういうのがいままでありました。今回はどうなるんでしょうね。今後に注目という事で。