<イスラエル首相>テロ最優先のブッシュ大統領を巧みに利用

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000024-mai-int

 【エルサレム笠原敏彦】満面に笑みを見せるオルメルトイスラエル首相と浮かない表情のブッシュ米大統領9日の両首脳の共同記者会見は、オルメルト首相が対テロ戦争を最優先するブッシュ大統領イスラエル初訪問を巧みに利用し、パレスチナ和平での自国の立場の「正当性」を訴える場となった。

 会見でのオルメルト首相は、「唯一の超大国」である米国がイスラエルの守護者であることを巧みにアピール。「公平な人」「原則に忠実な人」「イスラエルの安全に深く関与した指導者が導く世界で最も重要な大国」などと矢継ぎ早に、ブッシュ大統領と米国を絶賛するレトリック(巧言)を繰り出した。

 一方で、パレスチナ和平に関しては「大統領は会談でイスラエルが交渉に非常に真剣であることを理解してくれただろう」と自己評価。イスラエルパレスチナ過激勢力への軍事行動を米国が対テロ戦争の一環とみなしていることを背景に、和平の前提はパレスチナの「暴力停止」だと雄弁に語ってみせた。

 オルメルト首相は会見で和平推進のための具体的行動には触れずじまい。ブッシュ大統領は笑顔をほとんど見せず、「米国の役割は交渉を支援することだ。米国はパレスチナ国家がどのような姿になるかを指図することはできない」と語り、「仲介役」に徹する立場を強調した。

アメリカの政策にもイスラエルの政策にも批判的な僕ですが、写真も出さずにこういう事書くのってどうなんでしょうね。毎日新聞の方見ても写真ありませんでした。本紙にはあったのかな?