コンゴで和平協定 政府と反政府組織

http://www.asahi.com/international/update/0124/TKY200801240504.html

 コンゴ(旧ザイール)東部で戦闘を続けてきた政府軍と20以上の反政府組織の間で23日、和平協定が結ばれた。90年代後半に始まった国際紛争が02年末に終結した後も、東部では戦闘が続いていた。住む場所を追われた住民は約80万人とされる。「歴史的な和平」と関係者は喜ぶが、復興と平和維持は容易ではなさそうだ。

コンゴ民主共和国

 米国などが呼びかけ、ルワンダ国境のゴマで開かれた和平協議で焦点となったのは、政府軍を離反した末に、最も激しい戦闘を繰り広げたヌクンダ将軍一派の動き。コンゴ政府に国際手配された同将軍は、協議に姿を見せず、代理人が署名した。同将軍の身柄の取り扱い方針は明らかになっていない。

 コンゴでは、独裁政権末期の96年に起きた内戦が、同国の資源に関心を持つ周辺国を巻き込んで国際紛争に拡大、02年末まで続いた。その後も、ヌクンダ将軍が政府軍と離反、自分と同じツチ族住民をフツ族の攻撃から守るとの名目で、他の反政府組織や政府への攻撃を繰り返してきた。

 今後は、東部に駐留する国連コンゴ監視団が、反政府組織の段階的な撤退を促す。ただ、ヌクンダ将軍は07年8月にも、政府との停戦協定を破った過去があり、今回の和平が絶対的なものとは断言できない状況だ。

 難民支援NGOの国際救援委員会(IRC)が22日発表した報告によると、コンゴ全体での98年以来の犠牲者は約540万人。第2次世界大戦以降の戦闘としては最悪となった。

コンゴ民主共和国(旧ザイール)はこんな記事で出てきました。
PKO要員、金密輸に関与か=コンゴへ調査チーム派遣−国連総長
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070715/1184512802
報道の自由」後退、1位エチオピア NYのNGO発表
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070504/1178298244
世界の国内避難民、2450万人に イラクで50万人増
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070420/1177076526