対キューバ経済制裁の解除、米国務副長官が否定

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000014-yom-int
記事は読売新聞から。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080220-OYT1T00183.htm

キューバ経済制裁の解除、米国務副長官が否定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000014-yom-int

 【ワシントン=宮崎健雄】ネグロポンテ米国務副長官は19日、キューバフィデル・カストロ国家評議会議長が退任の意向を示したことを受け、1960年以来続く米国の対キューバ経済制裁解除の可能性について、「近い将来に起こるとは思わない」と述べ、否定した。

 ワシントン市内で記者団の質問に答えた。

 後任の議長には、弟のラウル・カストロ国家評議会第1副議長兼国防相が確実視されており、制裁解除には、キューバ政治体制自体の民主化への移行が不可欠との見解を示したものだ。

 マコーマック国務省報道官も同日の記者会見で、「我々の政策にいかなる変更もない」と強調、政治対話を模索する欧州連合(EU)とは異なり、キューバへの強硬姿勢を維持する考えを示した。
(2008年2月20日10時32分 読売新聞)

アメリカ関係は他にも記事ありますね。

カストロ議長引退 “世襲”容認せず 米国は圧力政策維持
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000085-san-int

 【ワシントン=山本秀也キューバカストロ国家評議会議長が19日、議長職を退く意向を表明したことについて、ブッシュ大統領は19日、訪問先のルワンダの首都キガリで記者会見し、「カストロ(議長)が代わることがキューバ民主化移行の始まりとなると信じる」と述べた。

 米政府はすでに暫定権力委譲を受けていた実弟ラウル・カストロ第1副議長による世襲”を容認せず、体制転換を視野に入れた制裁による圧力を継続する構えだ。

 米政府は、同議長の容体をはじめ、キューバ情勢に関する情報収集と分析を急いでいる。ただ2006年以来、議長が療養の長期化で公の場にほとんど姿を見せなかったこともあり、引退表明は織り込み済みだった。

 ブッシュ政権は、キューバに対する経済制裁を強化する一方で、キューバ人自身による体制転換を支援する「介入政策」を推進してきた。

 ブッシュ大統領は、これまでも、「野党勢力が設立の自由を得て、平等な発言権を手にしたとき、新生キューバが生まれる」としていた。

 このため、カストロ議長の退任表明にかかわらず、今後もキューバへの圧力策を維持していく方針だ。

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体制転換ってあんまり無茶な事しなければいいんですけどね。