＜ロシア＞国際人権団体がＮＧＯ抑圧を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080221-00000133-mai-int
【モスクワ大木俊治】国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は２０日、ロシアで０６年に導入された法律が非政府組織（ＮＧＯ）の活動を抑圧しているとして、ロシア政府に改善を求める報告書を発表した。当初はロス事務局長がモスクワで記者会見する予定だったが、ロシア政府が「手続き上の不備」を理由に入国ビザ発給を拒否し、実現しなかった。同事務局長は「ソ連時代を含めて入国を拒否されたのは初めて」とロシア当局の対応を批判している。
報告書は、０６年の法律で新設されたＮＧＯ「登録局」への届け出が義務づけられ、膨大な書類の提出要請や頻繁な立ち入り調査などの嫌がらせで多くのＮＧＯが事実上の活動休止に追い込まれていると指摘。昨年９月の時点で２３００のＮＧＯが登録を抹消され、昨年だけで６０００以上のＮＧＯが手続きの不備を理由に閉鎖の警告を受けたという。
