国際刑事裁判所、スーダン大統領の逮捕状請求へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080712-00000941-san-int

 ■報復恐れ緊張高まる

 【ロンドン=木村正人】スーダンダルフール紛争をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の主任検察官が14日にも「人道に対する罪」などで、スーダンのバシル大統領の逮捕状を請求する見通しが強まっている。

 これを受けて国連は、同国に展開する国連とアフリカ連合(AU)の合同平和維持部隊(UNAMID)の要員らに対する妨害が強まるのを警戒している。

 ICCは2005年の国連安保理決議に基づき、すでにバシル政権の閣僚と民兵組織指導者の2人を起訴している。

 主任検察官は10日、「政権全体が人道に対する罪にかかわっていた疑いがある」として、特定の名前を出さずに新たに逮捕状を請求する方針を発表。欧米メディアは、バシル大統領の見通しを伝えた。

 同大統領が逮捕を逃れても、身柄がないまま起訴、公判の手続きが進められる見通しだ。スーダンのアブダルハレーム国連大使は11日、「ダルフールスーダンの安定と安全を損ねる動き」と反発。中国の王光亜国連大使も、「大統領に逮捕状が出れば、これまでの努力がぶち壊しだ」とICCを牽制(けんせい)した。

【関連記事】
安保理が非難声明、ダルフールのPKO襲撃で
スーダンPKO派遣を「表明」 首相が国連事務総長と会談
スーダン南部で内戦寸前 石油資源争奪が“火種”に
・「年老いた女優」政府批判の米女優をスーダン大使が口撃
・米女優ファローさんの入境許可 香港

ジンバブエ制裁決議案でも、中国はロシアと一緒に拒否権発動してましたし、もともと
スーダンと軍事協力強化=中国
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070403/1175553153
ですし、中国はアフリカの独裁政権に肩入れしますね。