対テロ戦争は誤り=「誤解招いた」と英外相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000197-jij-int

 【ロンドン15日時事】ミリバンド英外相は15日付の同国紙ガーディアンに寄稿し、2001年9月の米同時テロ以降、米国と同盟国が一体となって取り組んできた対テロ戦争について「(敵の実像や根本問題に関する)誤解を招いた」とし、誤りだったことを認めた。

 同紙によれば、ブッシュ米政権が主導してきたテロ戦略を「盟友」である英国の政府高官がこれほど率直な表現で批判したのは初めて。

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これでは何で誤解という言葉が出てきたのか分かりにくいです。

朝日新聞だと、
テロとの戦い」は誤りだった 英外相、有力紙に投稿
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY200901160015.html

2009年1月16日8時32分

 【ロンドン=大野博人】英国のミリバンド外相は15日付有力紙ガーディアンに掲載された投稿で「『対テロ戦争』は誤りだった」と断じた。米ブッシュ政権の外交・安保戦略のキーワードを、イラク戦争などで重要なパートナーだった英国の主要閣僚さえ否定したことになる。

 外相は、テロは世界各地で多様な事情から発生しているにもかかわらず、「対テロ戦争」という概念は「諸グループを十把一絡げにし、善悪あるいは穏健派と過激派というように2者対立の境界線を引いてきた。しかしそれを進めれば進めるほどあまり共通点を持たないグループの統一に手を貸すことになった」と逆効果が大きかったことを指摘。また、外相はテロ対策として軍事的手段を何よりも優先しようとする考え方では解決につながらないと批判した。

 そのうえで法治主義や地域協力、人権の推進などがテロへの回答でなければならないと主張。オバマ米次期大統領によるグアンタナモ収容所の閉鎖方針を歓迎した。

 英国政府は2年余り前から「対テロ戦争」という用語の使用を避けるようになっていた。テロをかえってあおるとの判断からだ。

 「対テロ戦争」は英語では「war on terror」。日本語では「テロとの戦い」と訳す場合もある。

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下の主張には賛成です。対テロ戦争がなければ、アルカイダが日本を十字軍の一員とすることもなかったでしょうし、ジェマー・イスラミア(JI)がアルカイダとの協力関係を持った(といわれているだけかも知れませんが)という事も無かったと思いますし。

まぁ日本だけが平和ならいいという、一国平和主義ももう無理があるというのはありますが。