「英女王の暗殺未遂事件あった」 40年前、豪州訪問時

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090129-00000115-san-int

 【シンガポール=宮野弘之】英国のエリザベス女王夫妻を狙った暗殺未遂事件が約40年前、オーストラリアで起きていたことを元州警察幹部が28日、地元ラジオで明らかにした。AP通信などが伝えた。この幹部はニューサウスウェールズ州警察の元刑事局長、クリス・マクハーディー氏(81)。

 同氏によると、事件が起きたのは1970年4月29日。オーストラリア訪問中の女王と夫君のフィリップ殿下を乗せた王室専用列車がシドニー北西150キロのブルーマウンテンズ付近を走行中、線路上に置かれた2メートルほどの丸太に衝突した。速度が遅かったため、脱線は免れ、女王夫妻は無事で、そのまま次の目的地まで向かったという。

 事件が事件だけに秘密裏に捜査が行われたが、結局、迷宮入りした。マクハーディー氏は暗殺未遂事件を公にすることで、新たな情報が寄せられることを期待していると話している。

 州警察は地元メディアに対し、事件そのものについてはコメントを避けつつ、新たな事実があれば、捜査を行うと述べている。
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豪州からみた英女王ってどんな存在か分かりませんが、昨今のテロに非寛容な国際世論を反映してるんでしょうね。