建国60年を前に、中国が愛国教育を強化 

http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY200904150360.html

2009年4月16日1時2分

 【北京=坂尻顕吾】中国共産党系の機関紙は15日、いっせいに愛国主義を鼓舞する報道を始めた。今年10月に建国60年を迎えるにあたり、当局は全国で愛国主義教育を強める方針。改革開放による経済発展や国民生活の向上を訴え、共産党への求心力を高める狙いがうかがえる

 20年前の「4月15日」は胡耀邦元総書記の死去した日。胡氏に対する学生らの追悼集会が6月4日の天安門事件につながったこともあり、当局がこの時期に愛国主義キャンペーンを始めるのには、依然くすぶる民主化要求を抑え込む思惑もありそうだ。

 人民日報はこの日、「愛国主義で時代の輝きを奮い起こせ」と題した社説を掲載。即日キャンペーンを始めると宣言した上で、「共産党がなければ新中国はなく、祖国の繁栄や富強はあり得なかった社会主義こそが中国を救い、改革開放こそが中国を発展させる」と訴えた。

 新華社通信によると、思想宣伝部門を担当する党中央宣伝部は14日に全国の担当者とテレビ電話会議を開催。この席であらゆる機会を使って宣伝に努めることを決めた。

朝日新聞の記事ですが、日本の自民党がおんなじことをしたらどれ程批判するだろうと思うと、こっけいです。

ちなみに胡耀邦元総書記は名誉回復されているようです。
中国で一党独裁批判の声明=ネットで学者ら303人署名
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081211/1229009332
の4番目の記事参照。