中国軍、3人が上将に昇進

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090720/chn0907202117003-n1.htm

 新華社電によると、中国の中央軍事委員会は20日、上将昇格式を行い、軍事委主席を兼務する胡錦濤国家主席が馬暁天副総参謀長(中将)ら軍幹部3人を上将に任命した。

 ほかに昇格したのは軍事科学院の劉源政治委員(同)と成都軍区の張海陽政治委員(同)。

 上将は軍階級の最高位。胡主席は年初から軍の若返り人事を進めている。(共同)

検索してみました。
馬暁天
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E9%A6%AC%E6%9A%81%E5%A4%A9&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0

劉源
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E5%8A%89%E6%BA%90&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0

張海陽
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E5%BC%B5%E6%B5%B7%E9%99%BD&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0

で、そんなに引っかからないようですが、
「将軍の子は将軍。三国志みたい」 中国軍人事でネットに世襲批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090721-00000514-san-int
 【北京=矢板明夫】中国国家軍事委員会主席を兼務している胡錦濤国家主席は20日、馬暁天副総参謀長(中将)ら軍幹部3人を階級の最高位にあたる上将に昇格させる人事を発表した。胡指導部が近年積極的に進めている軍幹部の若返りの一環だが、昇格した3人がいずれもかつての指導者の子供であることが話題となり、ネットなどでは「世襲批判」が起きている

 空軍出身の馬副総参謀長(60)は最近、国際会議にも頻繁に出席し、「軍の外相」の異名を持つが、父親は1930年代に共産党軍に参加した古参幹部で、解放軍政治学院教育長などの要職を歴任した馬載尭将軍(故人)。幹部育成を長年担当した父親の教え子が軍内のいたるところにいるため、その人脈をバックに馬副総参謀長はこれまで順調な出世コースを歩んできたと指摘する声もある。

 同時に昇格した軍事科学院の劉源政治委員(58)は、父親が文化大革命で失脚し、その後名誉回復された劉少奇国家主席(同)。劉政治委員は地方の指導者を歴任したあと、40歳を過ぎてから軍に転じた異色の経歴を持っており、軍内で異例の速い出世を遂げたのは父親と無関係ではないといわれる

 もう一人は成都軍区の張海陽政治委員(60)で、父親はいまでも軍内で大きな影響力を持つといわれる軍長老の張震将軍(95)。江沢民前政権を支えた実力者で、97年に引退するまで軍ナンバー2の軍事委副主席を務めていた

 3人の上将昇格のニュースが流れると、ネットでは「親の七光以外に、どんな実績を残したかをきちんと発表してもらいたい」「将軍の子供は必ず将軍になる、なんだか三国志を読んでいるみたいだ」といった批判が寄せられている。

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馬載尭
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E9%A6%AC%E8%BC%89%E5%B0%AD&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0
は故人とあるだけあってここ数年記事は無いようです。

劉少奇
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E5%8A%89%E5%B0%91%E5%A5%87&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0
は有名ですね。

張震
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E5%BC%B5%E9%9C%87+%21%E7%B7%8A%E5%BC%B5&perpage=100&attr=&order=%40cdate+NUMD&clip=-1&navi=0
いくつか記事がありますね。

まぁよその国の人事に口出ししてもしょうがないですが、三国志みたいと言う批判が面白いです。

追記:
この記事をピックアップしておきます
2005/12
中国・胡主席が大型人事 軍掌握へ本格始動
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051230-00000009-san-int

政治将校・2世異動/「陸」偏重是正

 【北京=野口東秀】中国人民解放軍幹部の人事調整が、このほど判明した。将官クラスの異動では、胡錦濤国家主席が昨年九月に軍トップになってから最もまとまった規模で、中国筋によると、江沢民時代から軍事外交の“顔”を務めた熊光楷副総参謀長(大将)の後任に章沁生少将が内定した。政治将校や高官二世が異動の要であり、軍歴のない胡氏が本格的な掌握に乗り出した動きとして注目される。

 異動にともなう退役組には情報機関出身の熊大将が含まれており、後任に内定した章少将は総参謀長補佐。章氏は北京軍区司令部の軍事訓練部長を経て総参謀部の中枢機関、作戦部部長を歴任した。二十九日付の中国系香港紙「文匯報」(電子版)によると、熊氏は常設議会である全人代常務委員会の役職に転じる。

 今回の異動は、軍機関紙「解放軍報」の公式ウエブサイトに掲載されている参謀、政治など中枢四部門の高官リストが、二十三日に突然更新されたことで判明した。

 異動の範囲は、四部門すべてで退役をともなう異動対象の将官が出たほか、連動して七大軍区の一部トップも入れ替わる大規模なものだ。

 共産党の軍に対する指導を担う政治将校では、総政治部主任補佐の劉振起中将が同部副主任に昇格。後任の主任補佐には、童世和・海軍政治部主任(中将)が入った。総後勤部(補給部門)で副政治委員を務めた劉源中将は、軍事科学院の政治委員に就任した。

 もう一つの特徴として「太子党」と呼ばれる高官子弟についてみると、この劉源中将は、まさに劉少奇・元国家主席の息子にあたる。軍の制服トップである中央軍事委員会副主席を務めた張震氏の息子、張海陽中将も異動対象となり、北京軍区の副政治委員から成都軍区政治委員に昇格した。

 江沢民時代から進められた陸軍偏重人事の是正も進み、空、海軍の幹部が四部門に抜擢(ばってき)された。具体的には、政治畑の童海軍中将のほか、空軍副司令官を務めてきた李買富中将が総後勤部副部長となった。

 整理すると、
(1)政治将校
(2)二世幹部
(3)陸軍偏重の是正
−が大きな特徴といえる。中将を中心とした異動は、新たなポストで、将来的には大将に昇進する含みとみられる

 胡錦濤氏は、〇四年九月に党中央軍事委員会主席となり、軍の統帥権を手にしていた。このときの改選で同委メンバーが入れ替わったほか、直前には空、海軍から副総参謀長が任命されていた。しかし、指揮官職の将官クラスは、江沢民時代に抜擢された人物が胡錦濤時代を迎えてなおポストにとどまってきた。

 人事の交代を利用して、昇進をともなう異動を行うのは、やはり軍歴のなかった江沢民氏が在任中に繰り返した軍掌握法だ。異動対象になった軍人の詳しい人脈には不明な部分も多いが、今後予想される異動とあわせてみることで、胡錦濤氏の軍掌握の実態が浮かび上がることになろう
産経新聞) - 12月30日2時32分更新

見出しの記事に名前がでていてこの記事に名前が出てないのは「馬暁天」だけですね。ほぼこの記事の延長線の人事が行われたということですね。胡錦濤氏の軍掌握が進んでいることは間違いないんだと思います。