ナイジェリアでイスラム系組織が治安部隊襲撃、80人以上死亡

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000461-reu-int
 [マイドゥグリ(ナイジェリア) 27日 ロイター] ナイジェリアで27日、イスラム系反政府組織がカノなど北部3州で治安部隊を襲撃し、多数の死者が出た。26日にもバウチ州で50人以上が死亡する襲撃があり、犠牲者の数は合わせて80人を超えるとみられている。治安当局が明らかにした。

 同国では北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、宗教間の対立が続いている

 襲撃があった4つの州は、2000年にイスラム法を導入しているが、イスラム系組織はナイジェリア全土で同法が採用されるよう求めている。

武装勢力と治安部隊が交戦、約150人死亡か ナイジェリア

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000003-cnn-int

ラゴス(CNN) アフリカ西部ナイジェリアの北中部で26日、イスラム武装勢力と治安部隊が交戦し、約150人の死者が出た恐れがある。警察関係者が明らかにした。

バウチ州では26日未明に武装勢力が政府施設を襲撃し、治安部隊が武装勢力の潜伏先に派遣された。戦闘で兵士および警官41人が死亡し、176人前後が拘束された

隣接するヨベ州ボルノ州でも、26日と27日に武装勢力の攻撃があった。ヨベ州では警察を狙った爆弾事件で警官1人と民間人1人が死亡、7人が負傷し、事件に関与した武装勢力メンバーとみられる23人が拘束された。ナイジェリア通信によると、警察との戦闘で武装勢力側の100人前後が死亡した可能性がある。またボルノ州では27日夜、警察本部が襲撃され、夜勤の警官2人が死亡した

3州の住民はパニック状態になり、企業は臨時休業したが、当局は事態が既に落ち着いたとしている。

武装勢力はシーク・モハメド・ユソフ師が率いており、西側の価値観の影響を受けているとして政府のイスラム教育に反対し、政府施設やイスラム聖職者を攻撃している。

ナイジェリア中央部には人口の大半を占めるイスラム教徒と、サハラ以南のアフリカ地域のキリスト教徒が混在しており、宗教抗争の歴史がある。人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、2001年の衝突では推定1000人余りが死亡し、昨年は2日間の衝突で少なくとも133人の死者が出た。死傷者の大半は若いイスラム教徒の男性で、武装していない者も多かったとされる。

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ナイジャーデルタは
指導者釈放で60日間の停戦発表、ナイジャーデルタ解放運動
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090715/p8
にまとめています。

ナイジャーデルタの地図は
軍と武装勢力が交戦、負傷者 ナイジェリア南部の油田地帯
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090515/p1
にあります。南の方なんで今回の件とは関係ないと思うのですが。