イランの重水炉「ほぼ完成」 IAEA査察官が確認

http://www.asahi.com/international/update/0821/TKY200908210049.html

2009年8月21日10時10分

 【ウィーン=玉川透】国際原子力機関IAEA)の外交筋は20日、IAEA査察官が先週、イラン中部のアラクで建設が進んでいる4万キロワット級の実験用重水炉を約1年ぶりに査察し、施設がほぼ完成していることを確認したことを明らかにした。

 重水炉は一般の軽水炉に比べ、核兵器に転用可能なプルトニウムを抽出しやすいとされる。国連安保理はイランに重水炉の建設停止を求めているが、イランは従わず、昨年8月以降はIAEAの査察も拒否していた。イランのアフマディネジャド大統領は06年、「3年以内に完成させる」としたが、IAEAは11年にずれ込むと見ていた。

 イランは今回、同国中部ナタンズのウラン濃縮施設についても、IAEAの求めに応じて査察の範囲を拡大することに合意しているという。外交筋の間では、イランが9月に開催されるIAEA理事会や総会を前に柔軟姿勢に転じることで、国際社会の批判をかわす狙いがあるとの観測も流れている

確かに重水炉は軽水炉よりプルトニウムが作りやすいと言いますね。実験炉と言うことなんですが、それで実用的なんでしょうか。

ともかくシリアのときは北朝鮮が協力している根拠として北朝鮮式の黒鉛減速炉が使われていると言う感じだったのですが、
シリアで核物質の新痕跡 IAEA、首都で検出
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090606/p6
重水炉でも北朝鮮との関係が疑われるんでしょうか。