イラン拘置所で死亡の男性、「死因は暴行」と検視報告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090901-00000004-cnn-int
(CNN) 今年6月のイラン大統領選後の騒乱で拘束され、拘置所で死亡した男性の死因が、暴行による重傷であったことが、検視報告書で明らかになった。メヘル通信が8月31日、消息筋の発言として伝えた。

男性が収容されていた首都テヘラン市内のカリザク拘置所では、この男性を含む収容者2人が死亡した。最高指導者ハメネイ師は7月、必要基準を満たしていないとの報告を受け、同拘置所の閉鎖を命令。また、同拘置所の看守は解任され、逮捕された。

治安部隊のモガダム司令官は看守逮捕を発表した際、同拘置所内で暴行を受け死亡した収容者はおらず、死亡した2人は病気を患っていたと発言した。

イラン国営通信(IRNA)などは30日、男性が持病で死亡したとする以前の報道を繰り返した。しかしメヘル通信が検視結果を伝えたことで、イラン政府が収容者への虐待や拷問、性的暴行を容認していたとする改革派や人権団体の主張の信ぴょう性が高まっている

政府はこうした主張を否定する一方、証拠がある場合は疑惑解明に乗り出す姿勢を示している。ハメネイ師は30日に死亡した男性の遺族と面会し、加害者を容認しない方針を明言した

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まぁ膿を出し切るという点ではいいのでしょうか。