イスラエル首相、国連人権理事会の報告書を非難

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091013-00000001-cnn-int
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は12日、同国軍によるパレスチナ自治区ガザの侵攻を「戦争犯罪に相当する行為」と厳しく批判した国連人権理事会の報告書を非難した。

ネタニヤフ首相は議会開会演説で「イスラエル軍の司令官や兵士らが、国民を忌まわしい敵から守った後で戦犯扱いされることには同意しかねる」と述べた。首相はさらに、イスラエル政府と国民が報告書の「馬鹿げた主張」を全面的に拒否すると明言した。

ペレス大統領も議員らに向けて、報告書が「偏向」しており、イスラエルの命運を左右するものではないと発言。同理事会の調査団による26件の指摘がテロ対策と無関係だと述べ、報告書が認めているパレスチナ側の「強力な抵抗権」が、イスラエルの民間人に対する攻撃権なのかと疑問を投げかけた

報告書はイスラエル軍と併せて、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマス武装勢力も批判しているパレスチナ自治政府アッバス議長は11日、報告書を支持する決議案の採決を先送りさせた決定の正当性を主張した。

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イスラエルがガザで「戦争犯罪」、国連調査団が会合で報告

アッバス議長の主張はこれですね。
ガザ侵攻報告書めぐる決議案、「支持不足」とアッバス議長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091012-00000001-cnn-int

(CNN) イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの侵攻を「戦争犯罪に相当する行為」と厳しく批判した国連人権理事会の報告書について、パレスチナ自治政府アッバス議長は11日、報告書を支持する決議案の採決を先送りさせた決定の正当性を主張した。

報告書は同理事会の調査団を率いた南アフリカのリチャード・ゴールドストーン判事が作成したもので、イスラエルを特に厳しく批判している。アッバス議長は決議案への支持を土壇場で撤回し、パレスチナ域内の強い反発を招いた。

しかし議長は、決議案が「必要数の意見」を集めておらず、広範な支持を得ていないと発言。「支持を集められないと判断したので、近く開かれる同理事会の会合での採決延期を要請した」と語り、同理事会の各種グループの合意に基いて延期が決定されたと強調した。

報告書が先月発表されて以来、イスラエル国連大使は内容が偏向していると主張。また、報告書はパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマス武装勢力にも言及しているものの、ハマスアッバス議長が採決を延期させたことでパレスチナ人を裏切ったとの見方にある。ハマスの政治部門指導者ハレド・メシャル氏はシリアの首都ダマスカス市内で、「われわれは忠実かつ真のパレスチナ解放機構PLO)代表者を求めている」とコメントし、アッバス議長を批判した。

アッバス議長は、「ハマスは発表前に報告書を拒否し、発表後にも受け入れない姿勢を示した。和平合意の署名延期を図るのがハマスの活動目的であることは承知している」と述べた。

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ようするに
パレスチナ議長>国連報告書巡り「反逆者」とハマスが批判
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091007/p1
から続いているファタハハマスの対立ですね。

国際刑事裁判所(ICC)に付託すべきという意見も出ています。
イスラエルがガザで「戦争犯罪」、国連調査団が会合で報告
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090929/p2
イスラエルも自分の行いに自信が持てるならICCで主張すればいいのにと思います。