サウジ当局、アルカイダ系組織との銃撃戦の詳細を発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091019-00000011-cnn-int

(CNN) サウジアラビア内務省は18日、同国南部で先週発生した治安部隊と国際テロ組織アルカイダ系の武装グループとの銃撃戦の詳細を発表した。国営サウジ通信が伝えた。同国当局がテロ容疑者の身元などを公表するのは異例

内務省の声明によると、銃撃戦はイエメン国境に近い都市ジザンの検問所で起き、治安部隊員1人と、サウジ国籍の男2人が死亡した。声明はこの2人について、当局が今年2月に発表した指名手配者85人のリストに含まれていたことを明らかにし、氏名を公表した。

2人はイエメンで武装組織「アラビア半島のアルカイダ」の活動に参加していたとみられる。2人とも女装し、別の男1人と車で検問所を通過しようとした。1人は自爆用のベルトを着けていた。車の中からは爆発物や現金などが発見され、サウジ国内でのテロを計画していた疑いがある。このグループに協力していたとして、イエメン人6人も逮捕されたという。

サウジ当局の指名手配者リストには、キューバグアンタナモ米海軍基地から釈放されて帰国し、内務省の再教育プログラムを受けた後、イエメンでテロ活動を再開した容疑者も何人か含まれているとされる。当局は国際刑事警察機構ICPO)に捜査への協力を要請している。

なぜ異例のテロ容疑者身元公表に踏み切ったのかは分かりませんが、グアンタナモから釈放されて再教育プログラムを受けた後テロ活動を再開した容疑者がいるというのは、日本のアフガン支援のタリバン教育案にも警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。