中国人狙った犯罪が相次ぐ=中国大使館が注意を呼びかけ―キルギス共和国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000006-rcdc-cn


14日、中国駐キルギス大使館は、最近キルギス共和国で発生している中国人を狙った連続犯罪に関連して、在住中国人に注意を呼びかけていると報じた。写真はキルギスの首都ビシュケク

2009年11月14日、新華社通信(電子版)によると、在キルギス中国大使館は、最近キルギス共和国で発生している中国人を狙った連続犯罪に関連して、在住中国人に注意を呼びかけていると報じた。

同大使館によると、最近、中国系の店舗などが集中する首都ビシュケク市の複数の地域で、中国系住民を対象とした詐欺事件、恐喝事件、強盗事件などの悪質な犯罪が相次いでおり、その経済損失によって、中国系住民の生活や商売が直接的な影響を受けているという。大使館はキルギスの外交部門、内務部門、さらにビシュケク市の警察当局と交渉し、中国人の合法的利益を守るよう求めることを表明した。

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同記事によると、一連の犯罪の大部分は金銭目的だが、武装した現地住民に襲われ負傷した中国系住民も少なくなく、中には警察官を装い身分証明書の確認などを口実に詐欺を働く事件もあったという。

毎年秋から冬にかけて犯罪件数がピークに達するため、同大使館では、キルギス政府や警察と共に犯罪防止に努めると共に、在住中国人には夜間の単独外出を控え、多額の現金を持ち歩かないなどといった防犯意識を高めるなどの予防措置を呼び掛けている。(翻訳・編集/中原)

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キルギスでは中国人が金持ちと言うことで、狙われてるんでしょうか。

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

によると(何度も出してますが)、
p153-

東トルキスタン情報センターのアブドゥジェリリ・カラカシ代表は2002年12月以下の事例を列挙して「本当のテロリストは誰か」と弾劾した。

(1)カザフにあるウイグルスタン解放組織の創始者が1998年秋、自宅で襲われ翌年春に死亡した。
(2)情報センターの中央アジア地区代表が99年5月、キルギスのマフィアに拉致され行方不明となった。
(3)カザフのアルマイトで2001年5月、ウイグル人基金会の代表が、自宅で惨殺された。
(4)キルギスビシケクウイグル文化協会首席が2002年4月、暴漢に殺害された

ウイグル独立派もこうした情報発信に努めているものの、中国当局の圧倒的な宣伝戦には太刀打ちできていない。2002年夏、キルギス政府から「今年5月にETIMメンバー2人を中国に送還したが、彼らはビシケクで米大使館などの攻撃を計画していた」との通報が米当局に入った。この情報が、米政府によるETIMのテロ組織認定を最終的に決定づけたといわれる

その後中国、アメリカ、キルギスアフガニスタンの4カ国共同提案を受け国連もETIMを「テロ組織」と認めた。国際社会から「アルカイダ一派」の烙印を押されてしまったのである。

という事で、政府同士は仲がいいような気がするんですが。

中央アジアウイグル暴動に国境越え憂慮
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090722/p3
あたりから、政府同士の力関係がうかがえます。