中国、活動家の起訴判断見送り 「釈放の可能性」と人権団体

http://sankei.jp.msn.com/world/china/091125/chn0911252151007-n1.htm
 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターが25日伝えたところによると、中国の検察当局は24日、国家政権転覆扇動容疑で逮捕された著名な民主活動家、劉暁波氏について起訴するかどうかの判断を見送り、公安当局の補充捜査を求める決定をした

 検察は理由を「証拠不十分」としている。検察は来年1月末までに再び起訴の可否を判断するが、同センターは、公安当局が検察に新証拠を提出するのは難しく、劉氏が釈放される可能性が大きくなったと指摘している。

 劉氏は、中国で共産党独裁体制の廃止などを呼び掛けた文書「〇八憲章」の賛同者の一人。「デマや中傷によって政府と社会主義制度を転覆させる扇動をした」として6月、北京市公安局に逮捕された。(共同)

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この手の裁判で証拠と言っても何を出すんでしょうね。

しかし中国の裁判というと、
「五輪より人権」訴えた中国活動家に懲役5年
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080326/1206539000
の『楊氏は「中国の司法を信用していない」として上訴しない方針』とか、
胡佳氏、控訴せず刑確定 弁護士明らかに
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080424/1209052081
の文脈からみて「控訴せず」じゃなくて「控訴できず」じゃないのかとか結構ひどい印象がありましたが、証拠を重視するというだけでもだいぶ進歩じゃないでしょうか。

劉暁波氏についてはこちら。
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E5%8A%89%E6%9A%81%E6%B3%A2&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_