米公電内容否定し批判 アフガン財務相
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101204/asi1012042330001-n1.htm
内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電をめぐり、アフガニスタンのザヒルワル財務相は4日、カルザイ大統領について財務相が「極度に弱い男だ」と述べたとする内容を否定、公電の公開は米国とアフガンの関係を害すると批判した。AP通信が報じた。今年2月26日付の公電によると、財務相はアイケンベリー駐アフガン米大使に、カルザイ氏は「事実を聞かずに自身に対する陰謀の話ならどんなに奇妙なことにも動揺する」と述べたとされる。
財務相は「全く事実に反する。大使は大統領に対する自分の見方を支えるために私の名前を使った。信頼関係はなくなった」と述べた。(共同)
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まぁそれも問題かもしれませんが、こんな報道も
■ウィキリークス:アフガン汚職指摘 疑惑ない閣僚1人だけ
http://mainichi.jp/select/world/news/20101204k0000m030138000c.html?inb=ra
「閣僚名簿で汚職疑惑のないのは1人だけ」「閣僚の信任投票で議員が賄賂を要求」。内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が入手した米外交公電はアフガニスタンで広がる数々の汚職疑惑をあぶり出した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが3日までに報じた。在アフガン米大使館はことし1月の公電で、予想される新内閣のメンバーを紹介。ラヒミ農相について「賄賂の疑惑のない唯一の大臣とみられる」と評した。
一方、閣僚は議会の腐敗を指摘。保健相を務めたファテミ氏は米外交官に「議員が1人1000ドル(約8万4000円)で信任投票の票を取りまとめると提案してきた」と述べた。
別の公電によると、昨年10月、当時のマスード第1副大統領がアラブ首長国連邦に入国した際、現金5200万ドルを携帯していたため、当局から取り調べを受けた。現金の出どころは不明のままという。
汚職疑惑は政界にとどまらない。昨年11月の公電は、アフガンの当時の通商相との協議を報告。通商相は「運輸省が汚職の温床だ」とし、1年間に徴収したトラックの通行料2億ドル相当のうち、3000万ドル相当しか政府の収入に入っていないと述べたとされる。
非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルによる今年の「汚職指数」で、アフガンはミャンマーとともに最下位から2番目となっている。(カブール共同)
毎日新聞 2010年12月3日 23時59分
2010年発表の世界各国の汚職指数はこちら。
■世界各国の汚職指数ランキング、日本は17位
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101030/p1