産業スパイ事件、ルノーが告訴…被疑者不詳

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110114-00000077-yom-bus_all
 【パリ=林路郎】仏自動車大手ルノー社の幹部社員3人が電気自動車(EV)の技術情報を社外に漏らしたとされる問題で、同社は13日、被疑者不詳のまま、「産業スパイ罪」や背任罪などでパリ地検に告訴した。

 3人が被疑者となっているかどうかは不明。これにより、米国の連邦捜査局FBI)に相当する仏内務省の中央国内情報局(DCRI)が捜査に着手する見通し。事件は同社の株式の15%を保有する仏政府を巻き込み、司法の手に事実解明が委ねられることになった。

 これまでの仏メディアの報道では、幹部3人のうち、2人が外国に銀行口座を保有し、EV関連情報の提供と引き換えに外国企業から報酬を受け取った疑いがある。同社は3人について「重大な過ち」を犯したとして解雇する方針。一方、3人は関与を否定している。

ルノー情報漏えい>中国企業、スイスなどの銀行口座に報酬

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110111-00000132-mai-bus_all
 【パリ福原直樹】フランス大手自動車会社「ルノー」幹部らが、日産自動車と開発中の電気自動車の情報を中国側に漏えいしたとされる問題で、仏メディアは11日、幹部らへの「報酬」として中国企業がスイスなどの銀行口座に計63万ユーロ(約7000万円)を振り込んでいたと報じた。

 仏有力紙「フィガロ」などが、ルノーの独自調査の内容として報じた。それによると、報酬は自動車関係の電気部品会社「チャイナ・パワー・グリッド」(北京)から、上海や地中海の小国・マルタなど複数の仲介業者を介し、最終的にスイスとリヒテンシュタインの2口座に振り込まれていた。一連の問題で、中国企業の具体名が出るのは初めてルノーは同日、幹部3人の公式な査問会議を始めた。

 同紙などによると仏の情報当局もルノー側にすでに接触、これらの情報について調べている。

 一方、同紙は漏えいされた情報についてルノー側がいまだに「詳細」を完全に分析していない、とも報道。仏各紙はこれまで電気自動車の電池に関する情報漏えいを指摘していたが、ルノー側幹部は「重大な情報はもれていない」と主張していた。

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まぁ日本も関係してるんでちゃんと調べて欲しいですね。