CIA工作員身元漏えい裁判、政権の情報操作明るみに

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070214id24.htm


 【ワシントン=貞広貴志】ワシントンの米連邦地裁で審理中の米中央情報局(CIA)工作員身元漏えい事件の裁判で、著名なジャーナリストが次々と証言台に立ち、ブッシュ政権による情報操作の実態を明かしている。

 ワシントン・ポスト紙の花形記者ボブ・ウッドワード氏は12日、同地裁で約1分間の取材テープを公開。2003年に録音したテープには、アーミテージ国務副長官(当時)が同氏に対し、国家機密であるCIA要員の身元を明かす様子が記録されていた。

 ウッドワード氏は、これらの内容を記事にせず、工作員の身元を知っていたこと自体、長く秘密にした。

 また、同紙のウォルター・ピンカス記者は、フライシャー大統領報道官(当時)が取材中に話題を急に変えて、工作員の身元を明かしたと証言した。

 裁判は、ルイス・リビー元副大統領首席補佐官を司法妨害罪や偽証罪に問うもので、この日出廷した記者6人は、カール・ローブ次席大統領補佐官を含む複数の政権幹部が情報リークに加わっていたことを明かした。いずれの取材相手も、証言に立った記者に対し、情報源を明かす許可を与えたという。

 一方、リビー被告の弁護士は13日、現職副大統領として初めて刑事訴訟で証言する予定だったチェイニー副大統領への出廷要請を取り下げる方針を明らかにした。

(2007年2月14日22時12分 読売新聞)

割と詳しい記事だと思うのですが、チェイニー副大統領への出廷要請取り下げの理由はよく分かりませんね。無罪とみなされたと言うことでしょうか。