英政府の核兵器システム更新案、下院で承認

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070315it11.htm


 【ロンドン=森千春】英下院は14日、同国の核兵器システムを2020年代に更新する政府案を、賛成409、反対161で承認した。

 与党・労働党は、95人が更新是非の決定先送りを求める決議案に賛成する形で大量造反し、政府案は、最大野党・保守党の賛成に助けられて可決された。労働党内には核廃棄論が根強いことの表れで、核抑止力維持を主張してきたブレア首相の求心力の低下もあらわとなった。

 政府案は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を柱とする現行システムのうち、潜水艦を次世代型に切り替えるというもの。150〜200億ポンド(約3兆4600億〜4兆6200億円)の予算がかかると推計されている。

(2007年3月15日18時35分 読売新聞)

どこの国も核兵器は手放したくないようで。