【マーライオンの目】日本人文民警察官の汗

http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070423/wld070423000.htm

 東ティモール文民警察官として活動する2人の日本人を取材した。世取山茂・警視長(44)と宇都徹・警視(47)である。それぞれ国連東ティモール統合支援団(UNMIT)の警察長官特別顧問、特別顧問補佐官の肩書をもつ。「毎日、こんな格好で移動しているんですよ」。日焼けした顔に照れ笑いを浮かべながら、宇都警視は特殊ヘルメットをかぶり、目を守るゴーグルを着けて国連車両に乗り込んだ。車内には防弾チョッキもあった。

 首都ディリでは昨年、反乱部隊と軍が衝突し、治安が一気に悪化。騒乱状態の中で地元の警官たちは職場を放棄し、「警察組織は事実上壊滅状態に陥った」(国連)。その再建が目下の急務であり、2人はフィリピン、ポルトガル、ブラジル出身の文民警察官らとともに、地元警察への助言、指導に当たっている。

 治安は依然不安定で、2人が着任した2月以降だけでも、暴徒が食料倉庫を襲ったり、大統領選の候補者の支持者間で衝突が起きたりしている。国連車両も投石され、数十台の窓ガラスが割られた。今後、大統領選の決選投票や総選挙が予定されており、緊張の日々が続く。「移動中は車中から子供たちに手を振るように心掛けています。そうすると子供たちも笑顔を返してくれるんですね。やりがいがあります」。世取山警視長の制服は汗でぐっしょりぬれていた。(藤本欣也)

東ティモールもかなり混乱してるようですが、大丈夫なんでしょうか
投票者数が有権者数の5倍? 東ティモール大統領選
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070415/1176602026