北アイルランドで自治政府が復活、4年余ぶりに

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200705080039.html

2007.05.08
Web posted at: 20:41 JST

  • CNN/AP

北アイルランドベルファスト――カトリック系とプロテスタント系の住民対立が長年続いていた英領・北アイルランドで8日、英、アイルランド両政府と北アイルランドの両派各政党の合意を受けた自治政府が復活した。2002年の凍結以降、初めて

首相には、第1党のプロテスタント強硬派、民主統一党DUPのペイズリー党首、第2党のカトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の政治組織シン・フェイン党のマクギネス氏が副首相に選ばれた。

自治政府の執行部は計12人で、北アイルランド議会の議席数に基づき両派各政党で構成された。DUPが5、シン・フェイン党が4などとなっている。

ペイズリー首相は就任式で、「今日はわれわれが新たなスタートを切る特別な日。和平と繁栄の道を歩み始めていると確信している」と述べた。また、マクギネス副首相は、連立政権が機能するだろうとの楽観的見通しを示した。

就任式には、和平を推進してきたブレア英首相と、アイルランドのアハーン首相も出席した。ブレア首相は来月辞任する見通しで、北アイルランド和平の達成は10年に及んだ在任期間中で最も重要な成果となる

爆弾テロなどが多発した北アイルランド紛争では3600人以上の犠牲者が出た。1998年の包括和平合意で将来の帰属を住民の判断に委ねるなどして自治政府が発足。しかし、両派間のしこりが解けず、02年に自治が凍結され、英政府が直接統治していた。

その後、IRAの武装解除が進み、自治復活に向けた交渉が再開。今年3月26日、ペイズリー党首とシン・フェイン党のアダムズ党首が初めて直接会談し、5月8日の自治政府再開で合意した。

プロテスタント系最大の過激派組織、アルスター義勇軍(UVF)が5月初旬、武装放棄を宣言、自治再生への大きな弾みとなっていた。

ブッシュ米大統領とドイツのシュタインマイヤー外相は、北アイルランドの連立政権発足を祝福した。

ブレア首相も成果を挙げたりしてたのですな(失礼!)。しかし下↓の
アルジャジーラアルジェリアの爆弾テロ映像を放送
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070512/1178938638
アルジェリアの例と比べて差がありすぎます。どうしてこうなるんでしょうか。