戦争統括監督ポスト新設 米大統領が陸軍中将任命

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200705160011.html

2007.05.16
Web posted at: 12:25 JST

  • CNN/AP

ワシントン──ブッシュ米大統領は15日、イラクアフガニスタンの戦闘を統括監督する新たなポストに、ダグラス・ルート陸軍中将を任命したと発表した。米上院の承認を得て正式就任する。

ルート中将はハドレー大統領補佐官(国家安全保障担当)に次ぐ立場で、大統領に助言する役割を担う。大統領はこの新ポストをイラク・アフガン戦闘の「常勤管理職」と位置づけ、「戦争将軍」との呼称を避けた。

ルート中将は昨年9月に統合参謀本部作戦部長に就任したが、それ以前は米中央軍の作戦部長を2年間余り務め、イラク・アフガン戦闘を監督した。

ホワイトハウスは、イラク・アフガン政策をめぐる国防総省国務省など各政府機関の対立を解消するため、調整役となる人物を求めていた。ルーク中将は米軍司令官や各国駐在米大使の要請に迅速に対応できるよう、官僚主義の排除を目指す。

これだけ読むと普通なんですが。朝日新聞によると
戦争調整官ポストたらい回し 新設も不人気 米政策
http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY200705160151.html

 ブッシュ米大統領は15日、イラクアフガニスタンの政策のかなめとしてホワイトハウスに「戦争調整官」ポストを新設し、統合参謀本部の作戦部長、ダグラス・ルート陸軍中将を選んだと発表した。複数の大物の退役将軍らが打診を受けたものの、不人気な戦争を支える職務を敬遠して全員辞退したとの報道があり、注目されていた。

 大統領が出した声明によると、人事は「大統領顧問兼次席補佐官」という形で発令された。ルート中将は湾岸戦争に従軍した経歴があり、04年6月から約2年間はイラク・アフガンを含む中東地域を統括する中央軍の作戦部長。06年9月から現職に就いていた。

 このポストは当初、ロシア皇帝にちなんで「ツァー」と呼ばれる戦争の「総責任者」として、強い権限をふるう人物をホワイトハウスに配置する構想だった。

 しかし、ワシントン・ポスト紙が先月、少なくとも3人の「四つ星(大将)」の退役将軍に辞退されて人事が暗礁に乗り上げていると暴露。打診された1人のシーハン退役海兵隊大将は同紙に、政権内はなおチェイニー副大統領らタカ派が仕切っており、「引き受けても潰瘍(かいよう)になって去るだけだ」と辞退の理由を語っていた。

 イラク駐留米軍のペトレイアス司令官(陸軍大将)よりも「格下」の人物になったことで、戦争調整官の権威も限られたものになるとみられる

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なんか散々なようですが。