【タイ】株価続伸1年ぶり高値、政情安定に期待

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070604-00000004-nna-int

 1日のタイ株式市場は続伸。先月30日に憲法裁判所が前与党・愛国党に選挙違反で解散を命じる判決を下したが、過激な抗議デモなどによる混乱が起きなかったことで、政情が安定に向かうとの観測が広がり、幅広い銘柄が買われた。一方、外国為替相場はほぼ横ばいで安定していた。

 タイ証券取引所(SET)の総合株価指数、SET指数は前営業日比2.24%上昇し753.93で引け、1年ぶり高値を付けた。昨年末の679.84からは10.9%の上昇となった。307銘柄が上昇した一方、下落したのは53銘柄にとどまった。

 売買代金は404億バーツで、1〜4月平均の113億バーツの約4倍に上った。外国人投資家の買いは198億バーツとなり全体の49%を占めた。株式時価総額は5兆5,000億バーツから5兆7,000億バーツに増加した。

 大型株では、特に金融が買われ、サイアム商業銀行(SCB)が6.52%、カシコーン銀行(KBANK)が4.41%、バンコク銀行(BBL)が5.26%上昇した。

 2日付ネーションによると、民間総合研究所のカシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、憲法裁の判決により民間セクターの信頼感が上昇するとともに、消費が拡大するとの楽観的な見通しを明らかにした。

 チャロンポップ財務相も「株式市場から見て、投資家の信頼感は改善し始めている」とコメント。「短期的な摩擦はあるだろうが、今後2カ月で見通しはクリアになる。総選挙で不安要素はさらに減るだろう」と述べた。

 タイ国営通信(TNA)によると、1日の対米ドルのバーツ相場は34.61バーツとなり、前日の34.67バーツからわずかだが上昇した。バーツ相場は現在、9年半ぶりの高値水準にあるが、今後も強含みで推移する見通しだ。

数字は詳しい人に任せますが、『過激な抗議デモなどによる混乱が起きなかったことで、政情が安定に向かうとの観測が広がり』ってのがすごいです。
最近のタイニュースを並べてみると。
タイ愛国党首代行、同じ名前で新党結成目指すと表明
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070603/1180875161
<タイ>旧最大野党の42歳党首、次期首相候補に急浮上
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070602/1180779541
タイ:前与党解党 支持者らが集会
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070601/1180728332
なんとなくタイニュース三連発
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070530/1180523205
って感じっすかね。