年末までムガベ政権崩壊と明言、離任近い米国大使

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200706220025.html

2007.06.22
Web posted at: 21:40 JST

  • CNN/REUTERS

ロンドン――アフリカ南部、ジンバブエ駐在の米国大使は22日、ジンバブエで進む天井知らずの高インフレを受け、ムガベ大統領(82)の政権が年末までに崩壊するとの見通しを示した。英紙ガーディアンとの会見で述べた。米国は人権抑圧、野党弾圧でムガベ政権を圧政と呼び、制裁を科しているが、米大使が大統領失脚の具体的時期にまで踏み込んだ発言をするのは極めて異例。

米国のクリストファー・デル大使で、ムガベ政権は高インフレを招き、自ら崩壊を呼び込んでいると指摘した。大使は物価が1日に2回上昇することがあり、すべてが不安定になっているとし、「国民は政府への信頼をとうに失い、政府は取るべき選択肢がなくなっている」と語った。大使は近く離任する。

国際通貨基金IMF)によると、ジンバブエのインフレ率は今年末まで「5000%」増になると予想。IMF世界銀行は数年前、白人系地主の農地没収などムガベ大統領の経済失政を受け、財政援助を打ち切っている。

同国では8年連続で景気後退が続き、国民5人のうち4人に失業する窮境にある。総人口は2005年推定で約1301万人。

ムガベ大統領は1980年の独立から権力を握り続けている。2010年に大統領選があるが、自らの政策の正当性を誇示し、立候補を表明している。

まぁIMF世界銀行も結局アメリカの利益を守るような機関でしたっけ。

世界を不幸にしたグローバリズムの正体

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を読んでそう思ったんですけど。しかし失業率80%ですか。すごいですね。でもなんで大統領失脚時期まで分かるのか不思議ですけど。