「プーチン路線は正しい」 ゴルバチョフ氏が擁護

http://www.asahi.com/international/update/0728/TKY200707280350.html

 「ロシアが後戻りしているとは思わない」。ゴルバチョフソ連大統領(76)が27日、モスクワで記者会見し、外交政策などで欧米との対立が目立つプーチン大統領を擁護した。

 自ら進めたペレストロイカ(改革)の方向にロシアは進んでいるとし、「民主主義の価値に忠実なプーチン氏の路線は正しい」と強調。欧州通常戦力(CFE)条約の履行停止宣言についても「欧州での米軍基地の増強など、問題点をめぐる対話を促す」と評価した。

 ミサイル防衛関連施設の欧州配備をめぐる米国との対立では、「ソ連の崩壊以来、制約なしに新たな帝国になれると米指導部が考えてきたことが背景にある」。そのうえで「冷戦に勝利者はない。新たな軍拡競争を避けるため、欧米とロシアは協力するべきだ」と呼びかけた。

 しかし、ロシア国内ではゴルバチョフ氏に対し、欧米と協調したあげく超大国ソ連を崩壊させたとする批判がなお根強い。この日も会見に下院の保守愛国派議員が押しかけ、「我々が政権についたら裁判にかける」と攻撃。「社会を拘束し、自発性を奪うこうした考え方こそ、私がずっと闘い続けてきたものだ」と同氏が色をなして反論する場面もあった。

なかなか真意は分かりかねるって感じですが、ソ連崩壊の原因に関しては以前こんな記事がありました。
2006/04
原発事故「1日半知らなかった」…ゴルバチョフ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060426-00000317-yom-int

 【ウィーン=石黒穣】ソ連共産党書記長だったゴルバチョフ氏は、26日付オーストリア・スタンダード紙などに寄稿し、チェルノブイリ原発事故発生を受け、政治局で対応を協議したが、「1日半、我々自身もなにも情報がなかった。それが大惨事であるということは数日たってからようやくわかった」と述べ、ソ連指導部が情報の隠蔽(いんぺい)工作を図ったという疑惑を否定した。

 また、事故をきっかけに、「表現の自由の可能性が広がり、体制がもはや維持できなくなった」と指摘。「(事故が)5年後のソ連邦崩壊の真の原因になった」との見解を示した。

(読売新聞) - 4月27日1時47分更新

まぁソ連崩壊の原因とか僕にはよく分かりませんが。