アフガン拉致:タリバンとアル・カーイダの共通点

http://www.chosunonline.com/article/20070728000013

 「タリバンがメディアを戦争の手段として利用している」

 26日にタリバンに拉致された韓国人のイム・ヒョンジュさんの肉声が米国CBS放送などを通じて流され、タリバンが自らの目的達成のために巧妙なメディア戦を展開していると指摘されている。か弱い女性の人質を前面に出し、苦痛を訴えさせているのも、メディア戦の典型的な手法と見ることができる。

 ドイツのエルラー外務次官は、タリバンが「メディア戦争」を行っているが、マスコミはタリバンの情報戦に巻き込まれてはならないと語った、とドイツのフランクフルト・アルゲマイネ紙が27日付で報じた。ドイツ外務省報道官は、タリバンによるメディア戦争は電子メールや携帯電話を通じて報道官を利用、アフガニスタンパキスタンの国境地域に拠点を置きながらインターネットを通じてマスコミの状況も把握していると語った。タリバンは非常に高い情報収集能力を保有しており、拉致事件や人質解放交渉を通じて自らの要求を貫徹させるために、メディア戦略を展開しているというのだ。

 ドイツの情報機関は携帯電話の発信地を追跡し、彼らが連絡を取っている場所はアフガニスタン国境から100キロ離れたパキスタン国内のタリバン拠点であると把握していると明らかにした。

 タリバンのメディア戦略には、オサマ・ビンラディン率いる国際テロ組織、アル・カーイダとの共通点が多い。今月11日に「米国国内でアル・カーイダによるテロの可能性が高い」と米国国防省が発表すると、アル・カーイダは3日後にインターネットを通じ、ビンラディンが、「殉教は栄光へと向かうムスリムの手段であり、進むべき道だ」として爆弾自殺テロを促す動画を公開した。アル・カーイダにはメディア担当もいる。AP通信によると、アル・カーイダは2006年に年間58件の音声メッセージまたは動画を公開したが、今年は6月末現在ですでに63件を超えているという。

 タリバンは自らのテロ計画について、動画を通じて暗示したこともある。先月9日、タリバンは軍事訓練を終えた自殺テロメンバー300人の様子を撮影したビデオをインターネット上に公開した。

キム・ソンイル記者
朝鮮日報朝鮮日報JNS

見出しほどは面白いことが書いてなさそうな感じですが。
何度かリンクはってますが、ネオ・タリバン
苦境のムシャラフ大統領 パキスタン
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070405/1175777192
のあたりと関係ありますかね。