【フィリピン】日中韓との自由貿易急げ、ASEAN

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000008-nna-int

 東南アジア諸国連合ASEAN外務相会議で議長を務めるアロヨ大統領は30日、2015年の経済共同体創設に向け、加盟各国が日本、中国、韓国との貿易自由化のための作業を加速すべきとの見解を示した。

 第40回ASEAN外相会議がマニラ首都圏パサイ市のフィリピン国際会議場(PICC)で正式にスタートした。同日午前9時から行われた開幕式典には、ASEAN加盟10カ国の外相とオン・ケンヨンASEAN事務局長が参加した。
 
 式典で演説したアロヨ大統領は、2015年を目標に掲げるASEAN経済共同体の創設をにらみ、周辺各国との経済連携強化を進める必要性を説いた。ASEANと中国、韓国の自由貿易協定(FTA)は、既に加盟10カ国の批准を待つ「最終段階にある」とした上で、同様の合意締結に向け日本とも協議を加速すべきと述べている。

 ASEANは中国との間で、2005年に物品を貿易自由化。07年1月にはサービス分野でも合意しており、10年には自由貿易協定を提携できるとの見通しが示されている。韓国とは、06年5月にフィリピンで行われた協議でタイを除く9カ国と物品の自由化で合意し、同年8月に正式署名した。ただ批准にはばらつきがあり、6月時点ではシンガポール、マレーシア、インドネシアベトナムミャンマーの5カ国との間で発効。残りの国については、各国の批准を待って順次発効することになっている。

 これに対し日本とは、5月の大筋合意を踏まえ11月にも妥結の見込みだが、日本の産業界から早急な交渉への慎重論が挙がり、進展が遅れていると指摘される。

 ■憲章草案策定に進展か
 
 一方、本格的な外相会議の初日を終え、ASEAN憲章の草案策定作業に進展があったとの意見が会議出席者から挙がっている。
 
 シンガポールのジョージ・ヨー外相は、草案の中に盛り込まれる人権委員会の創設について「(難色を示していた)ミャンマーが前向きな姿勢を示した」と述べた。ただ詰めなければならない問題を残しており、調整は依然難航が予想される。

 憲章は、今年11月にシンガポールで開催予定の第13回ASEAN首脳会議での制定を目指している。

日本外交の失われた10年(2006/1/18)
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suzuoki/20060117n591h000_17.html

(ry
日本はFTAを超えると自賛する経済連携協定(EPA)や「東アジア共同体構想」で巻き返しを図ったが、中国に遅れた分だけ中国排除あるいは敵視の方向を打ち出さざるをえなくなった。その結果「日中対立をかもし出しアジアの一体化を邪魔するトラブルメーカー」と東南アジアから見なされるようになった。
(ry

とありますが実際どうなんでしょう?