中国の空軍力増強に警戒 FX選定で協力要請 小池防衛相

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070809/usa070809001.htm

 【ワシントン=有元隆志】訪米中の小池百合子防衛相は8日、チェイニー米副大統領とホワイトハウスで会談し、中国が空軍力を増強していることに警戒感を示した。そのうえで、日本の次期主力戦闘機(FX)の選定にあたり、「情勢の変化を踏まえて、どういう能力が必要か考えたい」と述べ、米側の協力を求めた

 会談では、副大統領が「中国についてはどう思うか」と尋ねた。

 小池防衛相は「19年間連続で10%以上の国防費の伸びがある。第4世代戦闘機が著しく増加するなど近代化がめざましく進んでいる。一方で、軍事力の透明性が必ずしも十分でないとの問題がある」と指摘した。

 これに対し、副大統領は中国が1月に行った衛星攻撃兵器(ASAT)実験に言及したうえで、「従来中国軍は大きな旧式の軍隊との受け止め方が一般的だったが、近年急速に近代化が行われ、能力が向上している。長期的戦略目標がどこにあるか関心が持たれるようになっている」と述べた。

 副大統領は日本がFXの有力候補としている最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターの輸出に関しては、「海外への輸出を禁止する国内法がある」と述べるにとどまった

 小池防衛相はこれに先だって行われたアーミテージ元国務副長官との会談でも、中国の第4世代戦闘機の増加に触れたうえで、「日本が質的優位を保つことが重要だ」と強調した

 防衛省は7月に発表した平成19年版防衛白書のなかで、中国が国産のJ10を量産しているほか、ロシア製SU27の導入を図るなど、第4世代戦闘機が急激に増加していると記した。

まぁたしかにラプターの輸出は難しいだろうし、かといって中国も無視できないし、難しいですな。中国の軍事については、ここらへん↓から
中国軍、空母建設に本腰か ロシアから着艦制動装置購入
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070727/1185535313
たどれます(また後でまとめます)。