イラン大統領、イラク“支配”に自信 サウジに協力呼びかけ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000081-san-int

 【カイロ=村上大介】イランのアフマディネジャド大統領は28日、イラクにおける米国の影響力は崩壊しつつあり、イランがその後に生じる力の空白を埋める用意があると語った。米国は、イラク情勢に関連しても、イランを国際テロ組織アルカーイダと並ぶ「敵」と位置づけており、イラクへの影響力拡大の意図を明確にしたともいえる大統領の発言に懸念を強めることになろう。

 大統領は首都テヘランで約2時間にわたる記者会見を開き、イラクの占領者(米国)の政治的な力は急速に破壊されつつあり、極めて近い将来、この地域には巨大な権力の空白が生じるだろう」と指摘したうえで、「イランは域内の友好諸国やイラク国民の支援を得て、この空白を埋める用意がある」と語った

 大統領は、協力できる国の一つとして、スンニ派の大国サウジアラビアを挙げ、同国に対し、イラク問題での協力を呼びかけた。

 イラク駐留米軍の撤退は本格的内戦突入などイラク情勢のさらなる混乱につながるのは必至だが、米国内ではイラク撤退論議が高まっており、大統領の発言は「近隣諸国の対応の必要性」を指摘したものともいえる。しかし、サウジなど湾岸アラブ穏健産油国にとって、域内でのイランの影響力拡大は強い懸念材料でもある。

 一方、米国がイランの精鋭部隊である革命防衛隊をテロ組織に指定する準備を進めているとの報道について、アフマディネジャド大統領は「それに見合った反応があるだろう」として、対抗措置を予告した。

 また核開発疑惑については、国際原子力機関IAEA)との合意成立で「解決した」と強調。国連安全保障理事会がこれ以上の対イラン制裁を科すことはできないとの見方を示した。

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たしかにアメリカ撤退したらイラクは余計ひどいことになりそうな気はします。責任をもってこの問題に対応する組織ってあるんでしょうか。
イラク支援団の役割拡大決議採択へ 国連安保理
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070810/1186775864
でも国連は及び腰っぽいですし。実際自分としてはどうするべきかという明確な意見は無いんですが…
イラクのマリキ首相関係の問題もありますね。
イラク政府が来年春までに宗派間の根深い対立を解消できる可能性は低い
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070829/118840158
特に、
イラクのマリキ首相の立場ってどうなんだろ。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070719/1184864985
で、取り上げた朝日新聞

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「マリキ内閣が倒れたらハリケーンが来る。新たな内閣をつくるのは不可能だ」と強調。
(ry

が気になりますが。