台湾 与党・民進党が国連加盟訴え大規模デモ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070915-00000103-mai-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000009-maip-int
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20070916k0000m030100000c.html
三つとも記事一緒かな。記事は毎日新聞から。

デモ行進で国連加盟を訴える陳水扁総統、謝長廷・元行政院長ら民進党幹部=庄司哲也撮影

 【高雄市(台湾南部)庄司哲也】台湾の陳水扁総統の与党・民進党は15日、国連加盟を訴える大規模デモを高雄市内で行った。陳総統は来年3月の次期総統選と同時に、「台湾」名義での国連加盟の是非を問う住民投票を実施する考えだが、中国を刺激することを憂慮し、米国が強く反対している。この日のデモは、加盟を求める動きを推進していくことを米国に示す狙いがある。一方、最大野党・国民党は同日、中部の台中市で「中華民国」名での国連復帰を求めるデモを実施。双方でのデモ参加者は合わせて数十万人に上った。

 デモには、国連加盟運動を主導する陳総統をはじめ、次期総統選の同党公認候補、謝長廷・元行政院長(61)ら民進党幹部が勢ぞろいした。演説に立った陳総統は「台湾名での住民投票を求める運動は本日、開始された。台湾と中国は『一辺一国(それぞれ別の国)』であり、これははっきりとした事実だ」と述べ、住民投票実施への支持を呼び掛けた。

 陳総統は今年7月、これまで使用してきた正式名称の「中華民国」ではなく、初めて「台湾」名義での国連加盟を申請。同時に、次期総統選に合わせて住民投票を実施する意向も明らかにするなど、「台湾独立」志向の強い政策を掲げている。

 背景には、与野党それぞれ次期総統選の公認候補が決まり、政権のレームダック(死に体)化を避けるため、独立志向の強い民進党支持者に存在をアピールするとともに、政策を主導して政権への求心力を再び高める目的がある。

 台湾は93年から国連加盟を申請してきたが、門前払いを受け続けており、加盟運動はここ数年は盛り上がりを欠いていた。しかし、国家安全保障会議ワイルダー・アジア上級部長が「国連は国家でなければ加盟できない。台湾あるいは中華民国は、現段階では国際社会における国家ではない」と述べるなど、住民投票の実施に強い反対姿勢を示したことで、逆に加盟申請が注目を集めることになった

 運動の盛り上がりに、陳総統は「住民投票は私一人の意思ではない。台湾住民全体の共通の声を表すものである」と、強気の姿勢を取り続けている。

 世論調査では、台湾住民の7割以上が国連加盟に賛成しており、総統選で対決する最大野党・国民党も無視できなくなっている。同党の次期総統選公認候補、馬英九・前主席(57)は、民進党に対抗する形で「中華民国名義での国連への復帰」を訴え、次期総統選に合わせて住民投票を実施する意向を表明している。

毎日新聞 2007年9月15日 21時25分 (最終更新時間 9月16日 0時40分)

民進党も国民党も国連加盟の意思は同じようですね。
米の姿勢に不満表明=国連加盟問題で台湾総統
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070914/1189845934
という記事もありましたが、アメリカ、中国と常任理事国の2カ国が反対だとすると結構難しいでしょうね。